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2018年3月11日日曜日
晴れてゆく
ひょんなことから帽さんとふたりで銀座ライオンにてお昼を食べることになった。
カウンターボイドが再点灯するその瞬間は思っていたよりさらりと。ひゅうがくんと話しているあいだだった。
すうじにひかりが灯って 変わってゆく。
じかんが流れはじめた、と思った。
その時間がやって来るのがなんとなしにこわく感じていて いつもだってあり得ることで いまだってそうなのだけれど あの、その時に、のんさんとも帽さんともべつの場所で過ごすことがとてもこわかった。
relight committeeのメンバーと会い、まさみさんのワークショップの準備などにきもちが向かっているあいだにそのこわさはエポケーされていて カウンターボイドは点灯された。そして 時間は流れはじめた。
よかった、と心から思う。
点灯されるそのときを迎えられて。
わたしはひとりのひとであること
たいせつな存在がいる それがだれであるということ
時間は奪われてはいけないということ
なにかがかたちになりはじめているということ
のんさんと過ごしてくれていた母のいる浅草へ向かう。のんさんはいいこにわらっていたよーと。のんさんががんばったからと、たいへんだからと、タクシーをとめる母。浅草からタクシーで帰るとはまったくかんがえてもいなかった。御茶ノ水あたりで降りようかな、なにしてるのだろう、と思ったけれど、ありがたく乗って帰る。わたしにもいつか粋なことができるときがくるだろうか。
タクシーの運転手さんが言うには調布より高井戸で降りた方がはやく着くとのことだ。逐一状況をおしえてくださり、のんさんが運転手さんに「こんにちは」とか言ったりしてハイテンションなまま、1時間かからず到着した。
晩ごはんは、なんだったけかな。帽さんが用意してくれていたことは覚えている。