殻のなかの虹
二〇一八年二月十九日月曜日
はれ
三輪車に乗ってひさしぶりに公園を散歩する。なだらかなカールヘアーをきゅううっとつぶしたかたちのすべりだいを、彼女はよじ登ってすべれるようになっていた。いつの間に。あっという間に。走り回ったり階段をゆっくりでもじぶんで上り下りしたり柵をのぼったり、ときには「なにやってるの」なんて言ってしまうあらゆることがこうやって時々ぽっと、ぱっとかたちになって表れる。
ひさしぶりにラクウショウに触れる。
晩ごはんは、七輪で焼いたあわびとかれい、だいこんととりの煮物?、うにといくらの小どんぶり。
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