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ねこのいるお医者さん
2018年10月2日火曜日
はれ
病院は1年に1度行くのかどうか。でもたまにとても通う年もある。2015年もそうだった。のんさんを妊娠・出産した年。これは妊娠か?というときにまず行ったお医者さんはなんだかのんびりしていて、ねこがいた。おじいちゃんせんせいと(愛を込めて)おばちゃん看護師さんで、わたしはなんだかほっとした。生理ではない出血があって、感覚としては妊娠と言われるかなあと思ったら、子宮がん検診をしようと言われてびっくりした。でも異常はなくてたしか検体をもらった。「なくさないでね」とそのお医者さんは微笑んで言った。
そうして数週間後、市販の検査薬でやっぱりそうかとなって、そこへ行くと、おめでとうとすぐに市役所に行って母子手帳をもらいに行ってください、と。おおきな病院への紹介状も書くからまた来てくださいと言ってくれた。その日のうちに市役所へ行った、と思う。あとからわかったのはそんなにすぐ母子手帳をもらいに行ってとほかの病院では言わないんだということだった。
お医者さんのおやすみの日とわたしのおやすみの日などの都合とゴールデンウィークなどがかさなって、わたしは紹介してくれるというおおきな病院へ紹介状をもらう前に行き3時間も待つことになった。さらには、ひとこと言われて終わるこの感じもよくわからないと違うところへ行くことにした。そうしてしばらく行くこともなくでも紹介状をもらいに行かなくてごめんなさいのきもちとのんさんがちゃんと生まれたよーと伝えたいきもちでなんとなくときどき思い出す日があった。
それぞれが病院へ検診に行くあれは9か月くらいの検診のときに、あのお医者さんも受け入れる候補に名前があったのでそこへ行くことにした。あの病院はあいかわらずで、あのせんせいに会ってほっとした。ほっとしてまた月日が過ぎていたのだけれど、病院を調べる機会があって、あ!とあのお医者さんを思い出した。ネットで見ると閉院と書いてある。どういうことだろうと調べるもよくわからなくかった。
きょうの帰り道、のんさんが歩いて帰るというのでわたしは自転車を押しながらのんさんがなるべく寄り道しないみちをとかんがえながら普段帰りに通らない方へ歩いていた。そうしたらあのお医者さんのすぐ近くにたどり着いていて建物を覗いた。7月12日にあのおじいちゃんせんせいは亡くなられたと、そうして閉院することになりましたと書かれていた。
帰ってきてそのままお昼寝ではなく夜までねむるのんさんと、仕事で遅い帽さん。とある作業のためにじぶんの過去のブログを読んでいたら、たまたまのんさんの検診の日の日記が出てきた。
https://megaminoru.blogspot.com/2016/11/blog-post_15.html
きょう、よむことになるなんて。なんかあるんだろうなあ。こういうことって。
ねこのいるのんびりしたお医者さん、ありがとうございました。
のんびりしたきもちになるお医者さんどこかにないかなあ と思ってしまう。あの方が、あの場所がないのかあと、心細くなる。また会いたかったです。
晩ごはんは、白菜ととり肉の炒めもの、納豆、お味噌汁(なす、きゃべつ、長ねぎ)。