コンビーフランドリー
二〇一六年十二月二十八日水曜日
晴れと曇り
幼いころいっしょに実を摘んでたべたりヒミツの場所をつくってあそんだり、いくこさんといるときのことを思い出そうとするとそんなふうな空気、イメージがふわっと浮かぶ。
きょうはそんないくこさんの話。
個展の前、個展、個展の後、どのいくこさんもすべて異なってそれでいてどれもとってもいくこさんだな、と思う。
個展の後のいくこさんは、ぼんわりとすこし輪郭がぼやけたような、ゆるまっているそんなふうだった。洗いたてのわんこというような。ある部分はぺろんと出てしまっていて実はひりひりしやすかったりもするのかもしれない。
ぶら下がりの家。
どうぶつえんの壁。
寅とキツネ。
背の低いコップ。
いくこさんによるいくつもの工夫。
いくつもの手入れのあるお家。
そんなこと前も書いたなあ。
夜ごはんは、くるみ和え、南瓜の塩蒸し、冷蔵庫の片づけやさい炒め(蕪の葉、青梗菜、蕪、椎茸、大蒜)、とりひき肉と青梗菜の炒めもの、とろろ、ごはん。
帽さんと忘年会な夜。
「あしたからは長野だから二人ではきょうが忘年会ね」と話す。それならばと、今年の印象に残ったことと来年の抱負 (抱負ってなんだろう。抱負ってどうしてこの漢字なんだろうという話もした。)を話そうと帽さんが言ってそんな話をした。
話しながらわかったのは、境目なくここまでまるっとひとつな感じがしているけれど、のんさんが生まれてはじめの三ヶ月までがしんどくてふりかえるとぱっと浮かぶ時間だったということ。
どうやら二〇一七年、わたしたちは挑む年になりそうなりそう。
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