のんさんのうた
二〇一七年四月二十九日土曜日
晴れと通り雨
家に帰ってくると、のんさんは泣いて泣いてはなれなくって。それはうんちをしたからか、体調のわるさからか、どちらもか。お風呂というのは彼女の夢の国。あんなに泣いていたのにけらけら笑わせご機嫌にする。たっぷりあたたまって、着替え。いつもならタオルに巻いた彼女を布団におろすと、くるんっとすぐに起き上がるけれど横になったまま。眠さと具合のわるさかな。眠くて眠れない時のぐずぐずによって、夢の国パワーが薄らぐときにうたをうたう。
さっちゃんの替え歌
のんさん
のんさんはね のんさんっていうんだ ほんとだよ
だけど ちっちゃいから じぶんのこと っんにゃ っていうんだよ
いいね のんさん
はじめのころは じっとみつめるだけだった。きょうは手をたたいてあいのてをいれてくれる。(だけど)のところになると手をとめる。たぶん(っんにゃ)とか(っぱっ)というところを待っているのだと思う。そこをうたうと、んひゃっ とうれしそうににいっとした顔をしたり、声を出してわらったりする。なんかいもくり返しうたいながら、着替えを終えて明かりを消した。
彼女はほんとうにのんさんとまだ言わない。きっと呼んでいるんじゃないかと思って、まだ一才になる前からうたっている替え歌。
夜ごはんは、里芋の煮っ転がし&おからとひき肉の炒めもの(あいこちゃんより)、焼肉屋さんのキムチ&鶏の南蛮漬け(母より)、とりじゃがの残り、味噌汁の残り、梅ごはんの残り。
なんども起きたのんさん。なんども起きるだろうとはやくに布団にはいってからはそこまで目を覚まさなかった。
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