サークルサーカスサーファー
二〇一八年二月三日土曜日
朝は晴れて曇りに変わる
動く という日だったのかなあ。
朝食のあと、「ねんの!」というのんさん。粘土で帽さんと遊んだいつかの日、それがたのしかったことが、残っているんだな。ひさしぶりに朝から家にいる帽さんと、粘土をしたつくえがならんで、「ねんの!」。
「やろう!」とつくえのうえを片づけて、器づくりがはじまる。おおきな平らなお皿とリクエストをして帽さんが作りはじめる。のんさんも隣で「かっか!」「さかな!」など言いながら作っている。わたしは着替えと布団をあげること、畳の部屋の掃除をしてから参加する。座ってキッチンを眺める。帽さんがいつのまにかビールケースのうえに栗の木の板を置いて、この前買った土鍋とちいさなフライパンのような器をならべて置いていた。キッチンに家に土のものがふえたことで、そこにあってなんだかとてもほっとした。
帽さんとわたしのお皿を帽さん、のんさんのお皿とかめちゃん型小皿とスープ皿をわたしはつくる。乾燥させるために玄関まわりに置くと、さらにいい。
自転車に乗りながら、actionの、ふっと思ってしまった、この機会だからできることとしてやっぱりしゃぼん玉かもという話を帽さんにする。小沢健二さんと峯田和伸さんのおはなしを、今日は帽さんと聞いて、わたしはどこから手をつけたらいいのかわからないのかもしれないなあと思ったということも含めて伝える。
彼は
景色を変えること
呼吸をする・深めること
老若男女あらゆるひとができるものであること
安価であること
など、そのコンセプトも以前のときも思ったけれどやっぱりいいと思うという意見をくれた。
晩ごはんは、丸太ストアのお惣菜たち (肉だんご、とりと野菜の煮物、厚揚げの生姜煮、春菊の胡麻和え)、お味噌汁、ごはん。
帽さんは呑み会だったのと、わたしもおやすみだとお惣菜の夜。
あらゆるものを持っている母への贈りものはいつも難しいと思うのだけれど、夜にふっと、器をつくって贈ろうと思った。
actionのこれまでのメモやblogの時系列を整理できた。ああこれですっとゆく。
わたしはなにか動くまでに時間がかかって、動くときどどどっとすっとゆく。そんなふうなんだな。
すべて下書きに書いたら20の記事になった。今に追いついた、と思うころとなりで帽さんも水面から顔を出し息をして、あたまのなかをスケッチするところからこちらに戻ってきたところだった。
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