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二〇一七年二月二十日月曜日 晴れのち曇りのち雨そして曇り 町に浮かぶ ぷかり浮かぶ その島のような舟のような あの場所が待ち合わせの場所 傘をさして 夕方に出発することは約束がないとなかなかありません 見慣れない傘に手を伸ばしたり見上げたり 寝起きののんさん このごろよく読むえほん ひもがいっぽんのさいごのページ (ぶううら ぶううら ぶうらぶら) (ぶううら ぶううら ぷらぷらぷら) と傘を揺らすと どこかそわそわがなだめられてゆくよう とつ とつ と
二〇一七年二月三日金曜日 晴れ あのひととヘイタクシー。 名前をかいてもうばわれないわ。 「上からせめていくか」 公開といえど彼ら、蚕の繭を紡ぐそのところ 戸惑ったり、気にしないを演じたりしている 埃をかぶった表札に息を吹きかける (don't touch Please !) (水曜日ラジオ DJ クロちゃん) (階段にかかるはしご) (わたしのせかいは、サーモンでできている) それだけじゃないけれど ここは彼らによる彼らのもの うばわれるな、この