経済破綻の死者はコロナ以上
志村けんさんが新型コロナで亡くなられました。ショックです。NYの医療崩壊映像を観ました。ショックです。
しかしここで一時の感情に流されてはいけません。ボクもちょっと感情に流された節があるので、もう一度冷静に考えようと思いました。
今や世は早く首都封鎖すべきという論調が多くなってきました。人の命には変えられないという正義です。
しかし、
やはりボクはちょっと待てよと言いたい。数日前にnoteに不景気になると自殺者が増えるという内容を投稿しました。結論から言うと、経済破綻の死者数はコロナの死者数と比較にならないほどの甚大な数にのぼるからです。バブル崩壊後の自殺者数はその前と比べて年間約10,000人増えてます。(詳しくは前回noteに記載)それが10年続いてるので10万人以上が経済破綻によって人が死んだのです。その中心は40~50代の男性が圧倒的。つまり家族をもつお父さん、また経営者さんですよ。
倒産件数は今の倍以上。負債総額は今の約20倍。自己破産件数も今の3倍以上。
さらに行方不明者はバブル崩壊後、年間約20,000人増えてます。その後単純計算で20万人、皆さんは何処へ行ったのでしょうか。どこかの山中に埋められたか、またどこかの海に沈められたか…もうウシジマくんの世界ですな…。
今回のコロナ禍、不幸中の幸いは子供は死なないことです。世界で0~9歳の死亡数は公式の数字では未だにゼロです。そして95%以上が60歳以上の高齢者です。コロナで子供が心配の主婦さん、心配するところはそこではありません。心配なのは旦那の会社が倒産またはリストラされ、再就職出来ず収入が途絶え住宅ローン払えず、そして子供の教育もへったくれもなくなり、旦那は自殺、一家離散。こちらの方がずっと現実的です。
もうね、はっきり言いますよ。皆さんに引かれるかもですが…。もうここはある程度は高齢者さんに犠牲になってもらってでもですね、現役のお父さん経営者さんそして未来のニッポンを担う子供たちのために経済は回さなければなりません!
59歳以下の人は今まで通りの経済活動、子供たちは学業活動をするのです。普通に生活してもコロナに感染する確率なんて限りなくゼロに近いし、いやむしろ感染しても気付かないし、そして59歳以下の死ぬ確率は5%未満だし。むしろ集団免疫の成功に繋がります。
そんな僅かな確率と高齢者さんをはじめとする目先の全ての命を大切にするあまり、未来のニッポンを犠牲にするのはどうなんでしょう。経済はいつでも立て直せるが人の命は取り戻せない、という論も見ましたが、バブル崩壊後の日本は経済を立て直すことが出来ず、コロナで失われる命はもう人生終盤である高齢者がほとんどです。若者も危ないという論も見ますがマクロな数字の視点で見ると、若者はコロナよりもよっぽど交通事故に気を付けた方がいいですね。
新型コロナは空気感染はないと言われてます。高齢者さんは外出しない、家族とも2m以上離れて濃厚接触しない、つまり部屋で読書してればほとんど感染しないし当然死ぬこともありません。
全ての人の命を大切にするあまり、自粛や外出禁止、ましてや都市封鎖なんてして経済をガタガタにしたら、犠牲になるのは零細企業とその従業員、個人商店、母子家庭などの社会的弱者なのです。
志村けんさんの死、NY医療崩壊映像、全てショックです。しかし感情に流されてはいけません。世間が騒ぐのは全ての命を救おうとするからです。しかし今は緊急時なのでなおのこと全ての命を救おうとしない割り切りが必要ではないかと思いました。