新型コロナウイルスの感染者数を検証 その2
3/2に専門家が北海道の感染者は940人と試算しました。この数字から本当にざっくりですが、全国の感染者数をもとめることが出来ます。潜在的感染者数が940人で、うち77人は検査による陽性反応があった人数です。そこで77を940で割れば検査陽性率が出ます。つまり全感染者のうち8.2%の感染者が検査して陽性になったということです。これを全国の都道府県で計算すると全国の感染者数が出ます。
しかしこれは全ての都道府県が検査するかどうかの判断基準が同じであることが条件になります。国が違えば当然基準に大きな誤差が生じるのは想像に難くありませんが、同じ日本ということでこの際はほとんど同じ基準ということにします。だからざっくり…ということです。
全ての都道府県の感染者数をもとに計算すると、全国の感染者数は2,831人と出ます。前回のその1で死亡者数から計算したら3,000人と出ました。あまりに近い数字に驚きますね。誤差は間違いなくあります。5,000とか6,000くらいの誤差は考えられますが、私感ですが10,000を超えるのはちょっと考えにくいですね。ネットのコメントでは10万人とか100万人はすでに感染してるとグチャグチャ騒いでる感情論者がいますが、数字上ではありえません。あったら北海道の940人の試算が大きく間違えてるか、世界中の国々の新型コロナ致死率が間違えてるかです。
しかし!ここで気を付けなければならないのは、死亡者数は6人という変えられない実数がありますので、感染者数が多ければ多いほど致死率が下がります。致死率が低ければ低いほど新型コロナウイルスはとても貧弱なウイルスだということが証明されるということです。恐らく多くの人が感染者数が多ければ多いほど恐ろしいウイルスだと思っている節が見受けられますが実は逆です。
新型コロナウイルスは日本では致死率0.2%が有力ですが、もし10,000人感染してたら致死率0.06%、10万人感染してたら0.006%、100万人感染してたら0.0006%と、どんどん致死率が下がっていきますね。感染者10,000人の致死率0.06%は他国の致死率を見比べてもちょっとありえない数字です。やはり3,000人前後、多くとも5,000人くらいが妥当だと思います。
それから新型コロナウイルスはよくインフルエンザと比べられますが、インフルエンザはワクチンがあります。一方、新型コロナウイルスはまだワクチン無しの数字です。つまり新型コロナウイルスはいずれワクチンが開発された時点でインフルエンザより貧弱なウイルス、つまり季節性の風邪と同じ部類になるでしょう。
中国はピークを越えた模様です。日本も近いうちにピークを越えるでしょう。政府がこの2週間が山場だと、イベントの自粛や学校休学を要請したタイミングは数字上ではベストなタイミングだと思います。(まあボク個人的にはタイミングはベストですが、学校は学級閉鎖で十分だと思うのですが…)生活や様々な業種に影響が表れてる現状で、不安な毎日を過ごしてる方も多いと思います。
非常にざっくりで突っ込みどころが多いとは思いますが、一応ボクなりに統計データと確率で検証した結果では、新型コロナウイルスは単なる風邪と同程度で、間もなく流行のピークは越え収束へ向かうであろうということです。むしろ収束しない感染症はありません。頑張りましょう!