50代になろうかというボクと同級生のお話。
ちょっと前に学生時代の同級生と何年ぶりかに集まりました。ボク以外のみんなはそこそこ集まってるようなのですが、ボクだけはどうしても週末が仕事で忙しいため彼らとはめったに会えません。しかし今回はひょんな事から急遽平日に数人だけ集まることになりました。
皆が思い出話に花を咲かせるのですが、当時の自分の思い出なんてほとんど忘れてることが多く、むしろ同級生の方がボクのエピソードをよく覚えてることに驚かされます。
話したコト、行動したコト、これらせっかくの面白い体験を次から次へと忘れていってる自分。そして友人とあーだったこーだったと確認しあう時間。とても愉しい時間を過ごせました。うん、良かった。ありがとう。
そして何より良かったのはみんながまだ健康であったこと。もう病気のひとつやふたつ持ってても何も驚かない年齢ですからね。みんなと会うまで、ボクはこればかり気になってました。何故なら10年くらい前だったか、当時ポワル担当50代の営業の方が話された言葉がボクの脳裏に残っていたからです。
ボクがもう直ぐ40歳になろうかという頃で、内容は同級生との会話の話題についてでしたが、
50代営業の人
「だいたい同級生との会話はね、
20代はだいたい恋愛と結婚について、
30代は仕事と子どもの事について、
そして40代はね、
健康についての話ばっかりになりますよ。」
その時ボクはまだ30代だったので、ふ~んと聞いてましたが、確かに40代になって体力がガタ落ちしてからはアレは体に良いだのコレは悪いだのという会話が増えたし、急にジョギング始めたりしましたからね。そして会話はまだ続きます。
「そしてね、50代になるともう病気の話ばっか。あそこが悪いここが悪いだの、あの病気になったこの病気になっただの。でね、まだ病気までならいいんだよね…
いや、あいつが病気で死んだだのという話になったりするんだよね…」
この営業の方、病気で同級生を亡くしたばかりだったんだそうです。
こんな会話をした時のボクはまだ30代。当時は全然ピンと来ませんでした。そんなボクもその50代がせまって来てるんですね…ふぅ…
しかしですね、もう何でしょ、
今回集まった同級生との会話では、病気どころか健康の話なんて一切無し。何を話したかって、もう下品なバカ話とアホな思い出話ばっかり。みんなでギャハハギャハハと笑いまくり。なんかみんなからスゴく元気をもらえたような気がしました。さすが同級生です。結局みんなシンプルにアホなんでしょうな。そんな似た者同士だから、今でも集まると日常が吹っ飛んでアホ話に花を咲かせることが出来るんでしょうね。
今でも交流のある同級生さん、どうか懲りずにいつまでもボクと友達でいてくださいね。
ボクがもし病気になって余命いくばくかとなっても、みなさんと会うだけで、また思い出すだけで元気が出てくるような気がします。