転がりはじめた「想い」
みなさま、こんにちは。
バレエ「えんとつ町のプペル」製作総指揮の関 巴瑠花(せき はるか)と申します(作品への想いはこちらから)。
今回は、前回の記事「コトのはじまり」の続きです。
もともとは、まさかこんなに大きなプロジェクトになるとは全くもって想像しておりませんでした。
こんな想いでプペルをバレエにできたらいいなぁと思ってはいたのですが、心の片隅においたまま、特に誰かに話すこともなく日々を過ごしていました。
そんなとき、「えんとつ町のプペル」の原作者である西野亮廣さんが開催されている「ニシノコンサル」を目にします。
「ニシノコンサル」とは、西野さんご本人が”企業や個人の相談に本気で向き合う“コンサルで、毎回発売と同時に売り切れてしまうほどの人気です。
Facebookを閲覧していると、たまたま3分前に「ニシノコンサル」が発売されたことを知ります。売り切れてない!これは!と思い、吸い込まれるようにその場で申し込みをしました。
原作者はバレエ化をどう思うのだろう?
バレエでは原作者が生きている間に作品を上演することは少なく、「バレエの話をしてみようかな」と思ったのです。
どうやって話せばいいんだろう。限られた時間で、何を伝えればいいんだろう。とドキドキしながら迎えたコンサル当日。
緊張であまり覚えていないのですが、Zoom越しにいらっしゃる西野さんに、「プペルをバレエにしたいんです!」、「子どもたちに届けたいんです!」という想いを語らせていただきました(熱量だけはある私)。
「バレエってここはどうなってるんですか?」などなど、2、3の質問をいただいた後、「いいっすねー!絶対やったほうがいいですよ!」と即答していただいたことは鮮明に覚えています。
まさかいきなり背中を押してもらえるとは思わず、こんなに前向きな言葉が返ってくることは想定外で、しばし固まりました…(笑)
Zoom終了後、緊張がとけて脱力しつつ、
さて…原作者の西野さんは背中を押してくれた…スタートラインに立ってしまった…ここから、どうしよう…?
不安とワクワクが混じり合いながらも、私の想いを私の中だけに留めておくことはできなくなりました。
「よし、つくるぞ!」
プペルをバレエにしたいという私の「想い」が転がりはじめた瞬間です。
バレエ「えんとつ町のプペル」製作総指揮
関 巴瑠花
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