コーチの役割
最近納得した考えに「夢中にさせれば勝手にうまくなる」というものがある。例えば、バスケが大好きで夢中になれば、自主練を勝手にするだろうし色々な技術を積極的に学ぼうとするはずだ。となれば、コーチの役割のひとつに「バスケを好きにさせる」というのが含まれているはずである。
そして、私が考えるバスケの魅力は「つながり」である。チームメイトとの連携、会場が盛り上がるような素晴らしいプレー。これらの魅力を一言で言えば他者とのつながりである。これを強く感じることができるときに私たちは「楽しい」と感じるのではないだろうか。
そのように考えていくなかで最近特に意識しているのが「キャッチボイス」。キャッチボイスはパスを受けるときに味方に対しての声かけを指す。
ボールマンがプレッシャーをかけられているときでも、周りがキャッチボイスを出せば、ボールを失わずにすむことがある。
さらに、これに加えて練習ではパスを出す側にも声を出させている。こうすることでパスを出す側も受ける側も意思表示ができる。
これによって速攻やスムーズな展開ができれば、子供たちはバスケを通して「つながり」を感じ取ることができるのではないか。
そんなふうに考えてバスケを見るのも面白いね。
今日は保護者が練習を観に来て「めちゃくちゃ上手になってる!」とおっしゃってくれた。自分が育てたわけではないのだが、子どもの成長を褒めてもらったことがとても嬉しかった!