[Obsidian Plugins] Lazy Plugin Loader
機能
指定したプラグインの起動を意図的に遅らせ、Obsidian全体の起動を高速化する。
準備
最初に「どのプラグインが起動時間に影響しているのか」を調べてみよう。
設定 > Community plugins > Debug startup time をON
次回以降のObsidian起動時、全体のロード時間と、個別のプラグイン起動にかかる時間がそれぞれ可視化される。
設定項目と使い方
上記画面でより上に表示される (より時間を食う) プラグインの起動を遅らせれば、その分全体の起動が高速化する。
Lazy Plugin Loaderの設定画面へ。
Global plugin delay settings
一番上の項目でShort delay、Long delayの秒数をあらかじめ設定しておく。
最適解は環境によって大きく変わるだろう。デバッグモードで得られたトータルの起動時間から逆算すれば、それほどおかしなことにはならないはずだ。
plugins
下に目を移して、個別のプラグインに対しディレイを設定していく。
起動時間の長いプラグインや、起動直後には使用しないプラグインに対してはLong delay、すぐに使用する可能性のあるものにはShort delayなど、使い分けよう。
もちろん、全てShort delayでも大きな問題はない。
この状態でObsidianを再起動すると、
最初の画面が表示されるまで3秒ほどかかっていたのが、2秒にまで短縮。
元々そこまで遅くはなかったものの、違いははっきりと体感できた。
所感
Lazy Loadといえば画像の読み込みを遅らせ、その他の軽い要素を先に表示するWebページの表示高速化技術としてよく知られている。このプラグインも、考え方としては全く同じ。
そしてこの単純な技術は、時に予想を遥かに上回る効果を引き出す。
もしも結果が期待外れであれば、その起動の遅さはプラグインの外に原因を探すべきだろう。
Lazy Loadは良い。だが、過信することなかれ。