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[Obsidian Plugins] Outline Converter
機能
リスト形式 (箇条書き) のテキストを、見出しなどを含めた通常のテキストに変換する。
使い方
変換したいリストを選択してコマンドを実行。選択しない場合はページ内全てのリストを対象とする。
変換用コマンドは全自動の【Auto-header converter】と、ユーザーによる設定を前提とする【Custom converter】の2種類。
試しに【Auto-header converter】を使ってみよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1725237428003-vZYj8p55EW.jpg)
上のリストがこのように変換されるはずだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1725237475163-jbj6DbFTf5.jpg)
子項目を持たない項目は通常のテキストに、その兄弟項目はスペースで区切られる。
それが嫌なら、設定項目を開こう。
設定
設定項目は大きく4つのセクションに分かれる。
Auto-header converter
![](https://assets.st-note.com/img/1725071664394-O8Z96fZMfx.jpg?width=1200)
チェックボックスをONにすると兄弟項目をスペース区切り。OFFにすると区切り無しとなる。
また見出しをH1からスタートするか、H2からスタートするかを選択可能。
この項目は全自動変換時に適用される。チェックボックスをOFFにしても機能自体がOFFになるわけではないので注意。
Custom converter
インデントレベルごとに、プレフィックスとサフィックスを指定できる。
たとえば全ての第一階層をH2、全ての第二階層をH3とし、第三階層までを変換対象とするなら、このようになるだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1725237993939-w7Riw9s41R.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1725237880543-eQauNLZaob.jpg?width=1200)
「#」の後に半角スペースを忘れずに。
「\n」は改行。Enterを一回入力することと同じである。
また各インデントレベルのチェックボックスをONにすると、その階層は変換対象から除外される。
Replacement
任意の文字列を指定した文字列に置き換える。
この項目は【Auto-header converter】【Custom converter】ともに有効。
チェックボックスをONにすると正規表現も使える。
今回は「{{改行}}」という文字列を引用ブロックに変換してみよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1725239771486-IB56KN3y4A.jpg?width=1200)
設定した上で、適当な箇所に指定した文字列を記入する。
![](https://assets.st-note.com/img/1725239824704-9qi0tJkXXM.jpg?width=1200)
【Auto-header converter】で変換。
![](https://assets.st-note.com/img/1725239858746-LYId2C6aiK.jpg?width=1200)
Select export method
最下部の設定項目は、変換したテキストをどこに出力するか。
![](https://assets.st-note.com/img/1725240028616-bRGyXumDVU.jpg?width=1200)
クリップボードにコピー
カーソル位置にペースト
ノートの最後にペースト
指定した見出し内のコンテンツを置き換え (見出しが無ければノートの最後にH1を作成し、その下にペースト)
所感
プラグインの機能だけに注目してしまうと、若干のむず痒さが残る。
たとえばObsidianにリスト形式で書き込み、最終的な出力をnoteに投稿したい「リスト大好きnoter」のケースを想像してみよう。
【Auto-header converter】では、項目を分けてもスペース区切りでしか変換されない。
かといって【Custom converter】で見出しレベルを指定してしまうと、noteやブログ記事のように「H2直下に通常のテキストが来る」構成には変換できない。
ただこのむず痒さはユーザー側で解決できる。一例として「Custom converter」をこのように設定。
![](https://assets.st-note.com/img/1725241687044-roZswwGBs2.jpg?width=1200)
見出しはリストの段階で明示しておけば良い。
![](https://assets.st-note.com/img/1725241727572-dN6lb62Ykq.jpg?width=1200)
【Custom converter】を実行すると、
![](https://assets.st-note.com/img/1725241763710-5MZtD6m4zC.jpg?width=1200)
なんとなく希望に近い挙動が実現できた。
「アウトラインで書き、テキストで見せる」というニッチ需要に応えるプラグイン。それだけに、ニーズによって多少の味付けが必要だろう。
プラグインひとつでは、味はなかなか決まらない。
調味料を加えるのはユーザーの仕事であり、底の知れない楽しみでもある。