アップフロントグループのテレワーク合唱「愛は勝つ」「泣いていいよ」「負けないで」で泣く。
緊急事態宣言が5月31日まで延長と発表された日の夜、こんな動画がアップされた。
ハロプロのメンバーが所属する事務所アップフロントグループのタレント、アーティストが一堂に会して、いや正確にはテレワークで会して新型コロナの混乱の中で職務に専念してくれている全国のエッセンシャルワーカーの方々へのメッセージと共に3曲の歌を披露した。
正直、最初は「ん?なんだこれ?」と思いながら動画を再生した。
堀内孝雄さんに始まり、つんく♂さんまでがメッセージを伝えてKANさんの名曲『愛は勝つ』が流れ出す。KANさんの生ピアノ、つんく♂さんのギター、まことさんのカホンという何ともレアで豪華なコラボ。
『愛は勝つ』といえば9年前の東日本大震災の時もアップフロントグループ総出で合唱をした。
以来、何年かずっとハロプロのライブ前にこの映像がスクリーンに流れ、曲が終わるとハロヲタの拍手が自然発生的に起きるという現象があった。あの雰囲気、なんか好きな雰囲気だった。
「また、ライブ行きたいなぁ」
そんな気持ちが、ふと心に浮かんだんだろう。
瞬間、泣きそうになった。
笑顔で歌うハロメン、元気にギターを弾くつんく♂さん、卓偉さんもいる、なっちや中澤さん、飯田さんにYU-Mへ移籍したあやちょまで、みんなが笑顔で歌っている。
ぞわぞわぞわっと鳥肌が立つ。
そして2曲目は、まさかの『泣いていいよ』
決して有名な曲ではないJuice=Juiceの『泣いていいよ』をダンスチームによるコンテンポラリーダンスも交ぜて現役ハロプロメンバーで合唱。
普通、こういう時って有名な曲を対外的にも披露しがち。でもアップフロントは愚直で真面目な音楽事務所なんだわ。今、この状況で必要なメッセージはなんだろう? それを大切に出来る事務所なんだわ。
有名な曲とか、誰もが知っている曲ではなく、届けたい思い、伝えたい気持ちに寄り添える曲だから『泣いていいよ』をチョイスしているんだ。
そして本当に歌詞が胸に沁みわたる。自然と泣いていた。
「泣いていいよ」と言われて泣いていた。
なんだかんだ、僕も精神的に疲れているんだなぁと思った。キラキラと歌っているハロメンが懐かしかった。本当にライブに行きたい。
最後にモーニング娘。OGからメッセージ。
なっちの「互いに支え合いましょう」で、またウルウルする。もう、本当に今までの人生で何度聴いたか分からないくらいの『負けないで』が、こんなにも心に来るなんて。
いま最前線で戦ってくれている医療従事者の人たち、全てのエッセンシャルワーカーの方々への応援歌なんだけど、僕ら一般人もジッと辛抱して家に籠って戦っている。
歌のチカラって凄い。
心からの歌声って凄いチカラがある。
あらためて僕は、僕らハロヲタはハロプロとアップフロントが大好きなんだと心の底から思う。20年以上、時に離れることがあってもハロプロが好きでいられる人生が、とても素晴らしいものだと思うのだ。
そう、人生って素晴らしい。
ありがとう、アップフロント。大好き。