【人生の燈台/絵画的】ジョーカーフォリ・ア・ドゥ を映画館で2回観て欲しい(2回目鑑賞の前に伏線回収を)
ジョーカーフォリ・ア・ドゥをぜひ観て欲しい。
やること山積で今記事を書いている場合ではないのだけど、
(冬の絵が多いので出品作業の途中)
ここには絵の事しか書きたくないんだけど、
それでも、取り急ぎ書いている訳は、
間もなくこの映画の上映が打ち切られそうだから、
書くことで誰かの役に立つと思うから。
自分のために(公益のために)未来のために(願望)
前作ジョーカーについては以前記事にも書いた通り大変な衝撃を受けて心底感情移入した作品である。ちょうど精神的に苦しい時期に突入したタイミングで上映された1作目、自分を観ているような感覚は忘れない。私史上初、映画館で3度観た。
*
時が経ち、回復期にある今、最終話であろう2作目が上映されるという、この巡りあわせ。
現時点で2回鑑賞。
1回目、観た後の感想は、
全てのシーンが絵画的である。画の切り取り方が。映像思考のスタッフがいるだろう。色使いもいい(1作目、同様)
物語については、続編を作るとするなら、そりゃこうなるだろう。多くの人が期待したようなジョーカーはあり得ない、1作目アーサーの苦悩が見えているのか?
それにしても、所々不可解で1作目ほどの感情移入がない。のめりこめない、置いてけぼり感、寂しいラスト。まぁでもこれはこれでいいのか、今回は1度の鑑賞でいいかなと、この時点では思っていた。
それでも心に引っかかり、上手く消化できずにいたので、その後youtubeで解説動画を観た。
ちなみに私は絵に関してもなんだけど、解説は見ない、読まない、ことが多い・・・というのは「感じたまま」を大事にしているから。
だけどこの映画に関しては解説を聴いた方がいいと思った。
いろいろ観たけど今一つ、、
数ある中から、参考になったのが、
「映画の伏線回収」というチャンネル
このチャンネルにジョーカーフォリ・ア・ドゥを観るための予習(過去作品解説)・復習(伏線回収)、トッド・フィリップス監督の作品紹介の動画が網羅されている。
まだ観ていない作品に関するものを除いてすべて視聴した。
一つの動画が30分以上あるので、速度を上げても時間を要する。まとめたものが3時間以上。しかし、面白くてあっという間だ。
とりわけ、サルトルの哲学から導かれた「⑤この解説でアーサーを供養します」が重要!この秀逸な解説を聴くだけでも価値はある。
この動画のおかげで、再び映画館に足を運ぶことになったわけである。
解説を聴く前と後では、感想が全く違う!!
間延びした時間と感じていた場面にも意味があり、
耳障り良くないと思っていたアーサーの歌にも聴き入り、癒され、
(歌の意味も考えている)
ラストシーンですら、違う感想を持つ。
最初から最後まで、どのシーンも見逃すまいと集中し、退屈な時間などない。深く深く映画を味わいました。
何よりも、この映画は
今後の私の創作にとって、人生にとって「燈台」となり得る。
これから何度もあのセリフを呟くだろう。
意味がわかれば、誰にとっても「燈台」になり得ると思います。
*
可能であれば何の先入観もなし1度鑑賞。
「映画の伏線回収」の動画を観てから2度目鑑賞、がお勧め。
「音」も重要なので映画館で観て欲しい。
だからこの記事を今、打ち切り前に書いている。
レディ・ガガさんの歌が本当に素晴らしいのでBESTIAなどの良い音響の時がおすすめ。今までガガさんに興味を持たなくて失礼しました。映画では「リー役」として魅力を余すことなく発揮しています。
他の全てのキャストがはまり役で何だか愛おしい。
この映画は哲学だし、現代アートなんだと思う。
批評家や世間が何と言おうが良いものは残るし、評価されますよ。
心を豊かにするものへの投資、大事。
ひとまず、ここまで!
乱文にて失礼(もうチェックしない)