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北海道の地方でもe-Sportsは芽吹き続けている 太平洋に面したまちでのコミュニティイベントレポ

苫小牧市で開催されたゲームコミュニティイベント

北海道の札幌市でALGSによる盛り上がりを見せる前の1月25日(土)に、札幌市の南側、東西に長い苫小牧(とまこまい)市でゲームイベントが開催された。

札幌市から南東に位置する苫小牧市 車、電車ともに約一時間でアクセスできる


その名も、"Winter Games Festival(うぃんたーげーむずふぇすてぃばる)"。最寄りの苫小牧駅から歩いて1分のところにあるコワーキングスペースであるココトマにて行われた。

市の中心地苫小牧駅から徒歩1分でのイベント エキチカで足をのばしやすいのがうれしい
ココトマの入り口 扉にイベントポスターがはられており、だれでも出入り可能

10時から17時まで行われており、出入り自由、入場料も無料の"みんなで楽しむ"をモットーにして複数のイベントが開催されていた。どのイベントも常時30人以上の苫小牧市民が会場を埋めた。

e-Sportsをみんなで触れよう ゲーム体験会

本イベントでは、全時間常設でゲーム体験会が開催されていた。タイトルは"ぷよぷよテトリス2"、"Street Fighter6(すとりーとふぁいたーしっくす)"など。ゲーム機は主催者が用意したものだけでなく、有志が持ち寄って体験会に貸与したものもあった。

ぷよぷよテトリス2に熱中する体験者ら
現在人気爆発中のStreet Figter 6の体験台もおかれていた

ゲームをあまり触ったことのない初心者プレイヤーから、自慢のコントローラーを持ち寄りゲームに熱中する上級プレイヤーまで、すべてのゲーマー層が来場した。

Dual Shock4と Victrix Pro BFGがStreet Fighter 6の体験台に接続されていた
レバーコントローラーを持ち込み体験会に現れる上級者も

また、プレイする競技者だけでなく、見て楽しむ観戦者の視点からも楽しめるように設計されている。会場の一角では、ゲーム画面が大きく映し出されており、駅に停車する電車を背景にプレイする人も見る人も見やすい環境がつくられていた。

小学生から大人まで プレイする人も見る人もみんなが楽しめる会場がつくられている

まちで一番強いのは誰か!?格闘ゲームイベント

まちで一番強い人は誰なのだろうか__それを確かめるべく、格闘ゲームイベントが開催された。競技タイトルは大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(だいらんとうすまっしゅぶらざーず すぺしゃる)。
1つのモニターを2人の参加者が共有するかたちで4ブロック21人のトーナメント形式で大会がひらかれた。また、一部の対戦では参加者全員が観戦できるようになっていた。

大会のトーナメント表 総勢20人以上が1位を目指す
たくさんの参加者観戦できるように、大画面で対戦画面が映し出されていた

本トーナメントでは、小学生からシニア世代まで幅広い参加者がいた。また習熟度も技のリーチやコンボを習得している中上級者だけでなく、今日初めて触るような初心者も数多く参加していた。

クッパ使いの長老(ちょうろう)選手と、ケン、プリン使いのあべる選手 様々な世代がイベントに臨む

まだ見ぬゲームを発掘!ピッチ発表イベント

格闘ゲームイベントだけでゲームを見る、楽しむだけでなく、まだ見ぬゲームアイディアを発表しあうイベントも開催されていた。発表者は小学生から高校生までおり、自分の考えたゲームのアイディアをイベントに訪れた人々にスピーチを行った。

たくさんの参加者に 自分のゲームアイディアをふんだんに詰め込んだスピーチをした

スピーチ終了後は、質問タイムと主催者らがそのスピーチの良かったところを伝える時間になった。どのスピーチもポジティブであたたかいレビューであふれた。

おわりに

昨今はゲーム会社主催の大きいイベントが増えてきており、1歩1歩e-Sportsの認知が進んでいる。それに並行するように、だんだんと地方でもコミュニティの輪が1つ1つ芽吹いている。本イベントは今後も定期的に開催するとのことだ。ぜひ、開催の際は足を運んでもらいたい。

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