切迫早産/子宮頸管無力症でもなく、お腹も張らない妊婦
こんにちは。バリキャリでもゆるキャリでもない、フルキャリ会社員です。
第一子の妊娠時、私は32〜36週終わりまで切迫早産で入院していました。
ググって探しても、子宮頸管無力症orお腹が張る妊婦さんばかりで、私のようにどちらにも当てはまらない例が出てこなかったので、記録しておこうと思います。
32週、突然の入院
妊娠中9か月に入り、夫と両親学級に参加した日でした。
二人でセミオープンシステム※でかかっているクリニックへ妊婦健診に行き、「子宮頸管が短いですね。すぐに産院に行ってください。」と言われたのです。
子宮頸管19ミリ。
当時、妊娠後期のトラブルについて調べていた私は、「切迫早産だ…!これは帰れないやつだ」と理解していたので、半泣きでタクシーに乗せられ、産院へ向かいました。
産院到着時は11ミリと言われ、そのまま車椅子に乗せられて入院となりました。
※東京都では混雑緩和のために、妊娠後期までは近所のクリニックで妊婦健診を受け、その後実際に産む産院に移るというシステムが推奨されている
切迫流産/切迫早産とは?
流産は22週未満の出産、それ以降の正期産までの出産は早産とされます。
切迫流産は流産しかかっている状態、切迫早産は早産しかかっている状態を指します。
切迫流産/早産は、子宮頸管が短くなることで診断されます。3cmを切ると切迫、2cmを切ると大体入院とか。
短くなる原因は色々ですが、既往症がない場合疑われるのは次の3つのようです。
感染症
子宮頸管無力症
妊娠初期から体質的に子宮頸管の長さを保てず開いていってしまう子宮収縮
いわゆる「お腹の張り」が頻回に起こることによる
私の場合は感染症は無し。
中期22週の健診では子宮頸管の長さが充分にあったため、子宮頸管無力症でもない。
そのため、お腹が頻回に張ってなかったか?と入院時は確認されました。自覚はありませんでした。
入院時の経過
入院中、毎朝NSTというお腹の張りを計測する機械によるチェックがありました。
私は大部屋だったので、他の患者さん(私と同じ切迫早産のかたばかり)の様子が聞こえていました。
「うーん、お腹張ってますね。今日はお風呂なしにしましょうか。」という看護士さんの声を聞くことはザラでした。
お腹が張る人は、張らせないように安静にしなくてはなりません。また、張り止めの点滴の量を増やしたり、より強い薬を使うのですが、副作用がつらいので大変です。
ただし、私に関してはお腹が張ることはほとんどなく。張り止めの点滴の量も最小限で、最後の1週間は内服で様子を見たほどでした。
つまり、私は頻回に張ってしまうタイプでもなかったのです。
退院、そして安産
36週5日で退院して、37週0日で内服の張り止めを飲み止めると、その日中に破水して出産に至りました。
「あなたは初産だけど、3人目のお産ぐらいのスピードで出産になるわよ」と言われていました。
結果、分娩時間は4時間。出産2時間前までお風呂に入ってたほどのスピード安産でした。
初産の平均が15時間なことを考えると、確かに3人目級の速さでした。
悩むのは第二子
第一子はギリギリ早産を回避しましたが、悩ましいのは第二子。
子宮頸管無力症の場合には、早い段階で子宮頸管を物理的に縛っておく手術をして、赤ちゃんが出てこないようにします。
頻回に張るタイプの場合は、ひたすら張らせないように安静です。逆に手術は張りを強める刺激になるのでリスクが高いのです。
私の場合はどちらでもなかったので、先生曰く「少しの張りで一気に開いていってしまうタイプなのでは?」とのこと。
その場合、子宮頸管無力症ではないけれども、長期入院のリスクを下げるために念のため手術を受けるか。二人目はより早産リスク高いですしね。
いや、でも手術による流産等のリスクもある。痛いのも嫌だから、不要なら受けたくもない。
でもでも、後々子宮頸管が短くなって「やっぱり受けとけばよかったー!」では遅いのです。
(時期が遅くなると、手術の刺激による流産などのリスクが高まるため、手術できなくなります。私の産院では16〜20週が推奨でした。)
とまあ、こんな悩みを抱えました。
いずれ別の記事で書きたいと思います。
ではまた。