二人目タイミング/バリキャリでもゆるキャリでもない私の転職と妊娠
こんにちは、二人目妊娠中の会社員です。
私は日系企業→外資系企業→スタートアップで働いています。
一人目の子どもの育休中に転職活動をして、そこから二度転職したすぐ後に二人目を授かっています。
二人目のタイミングって悩みますよね。
会社員だと、次のようなことを考えるのではないでしょうか。
復帰してすぐ産休は職場に迷惑
いっそ復帰せず連続で休むか
希望とする年齢差
親側の年齢
そんな中で、二人目妊娠までに2回転職した私の考え方の変遷と、実際どうだったのかを書き綴ってみようと思います。
一人目のタイミングは周りの目重視
このときは日系企業に勤めていました。
結婚したタイミングでは、夫も私も部署を異動したて。
二人とも育休を長めに取得したいと思っており
「子どもは今の部署で1年働いてからにしよう!」
と決めていました。
周りの目を気にするタイプであったので、その計画通り1年経ってから妊活して、一人目を授かりました。
二人目の希望は二歳二学年差
一人目の育休中に転職活動したのですが、二人目は当初、二歳二学年差で授かりたいと思っていました。
二歳二学年差希望の理由は、次のような単純なものでした。
私自身が妹と二学年差で、大きくなってから仲が良くちょうどよかった
若いママを目指したかった
子どもの頃から周りに二学年差が多く、それが一般的なように思っていた
ほんと単純ですね。そんなもんです。
早々に二歳差を諦める
しかし、転職先へ入社したのは、一人目が1歳4か月のとき。
二歳差で産むなら入社した頃には妊活を開始しなくてはなりませんが、入社したてで妊娠するのは気まずい気持ちがありました。
そこで、早々に二歳差は諦めました。ある程度仕事に慣れてからがいいだろうと。
また、1歳すぎの我が子があまりにも可愛くて、この子をきちんとゆっくり見てあげたい、という気持ちもありました。
後から思うと、私にとっては正解でした。
というか、どんな選択肢を選んでも、正解とすると思うんですけどね。
転職先①外資系企業でのカルチャー
転職先は外資系の大企業で、育児に男女という区別はありませんでした。
プロジェクトワークで長期休暇を調整しやすいのもあり、男性の年単位での育休も珍しくありませんでした。
ワーキングペアレンツを中心とした、子育てコミュニティもありました。バリキャリからゆるキャリまで色んなスタンスの人がいました。
共通して諸先輩がたの「子どもの出産タイミング」についてのコメントには「仕事より自身のタイミングを重視せよ」とありました。
その理由としては次のようなものがありました。
妊娠発覚から実際に休むまでに半年はある。仕事の調整なんていくらでもできる。
その人にしかできない仕事なんてない。
会社のために自分のライフプランを犠牲にしてはいけない。
子どもは授かりもの。仕事と妊娠、どちらがコントローラブルかなんて、言うまでもない。
そんなかんじでしょうか。
当たり前のことではありますが、会社よりも、自分や家族を何より大事にするというカルチャーでした。
自身の考え方も変化
実際に社内には、次のような人がいました。
転職してすぐ妊娠が分かった人
連続で二人目の産育休を取って長期間休んだ人
新卒1年目で出産した人
一般的には避けたいと言われる状況も、たくさん見るようになったのです。また、それに対して自分も特に何も思わないことにも気付きました。
なんだ、気にしてるのなんて自分だけじゃないか。
これまで周りの目を気にしてきた私でしたが、ひょっとして気にすることないのではないかと。非常に勇気づけられました。
私はそのカルチャーに安心しつつ、妊活を始めたのでした。
また転職したくなった
妊活を始めて少し経った頃、私の中で仕事に関する転機が訪れました。
所属していた外資系企業のことは好きでしたが、私自身の成長を考え、仕事を変えたくなったのです。
子どもについては、妊娠したとしても、仕事が決まってから考えればいい、と考えていました。そのため、妊活は継続していました。
また、一人目は妊活早々に授かりましたが、二人目はすぐには授からなかったために、まあ来たいときに来てくれたまえ、とのんびり構えていたのもあります。
不妊の心配
最近は二人目不妊という言葉をよく聞くようになりました。
私自身も、一人目と違い二人目はすぐには授からなかったので、念のため不妊になる要因がないか検査を受けました。
出産経験があるため、提案された検査項目は少なく、私が受けたのはAMH(卵巣年齢)ぐらい。年齢相当より少し低い値でしたが、問題ない値でした。
夫の精液検査の結果も問題なく、特に二人とも不妊の原因になりそうなものはないとのことでした。
転職先②スタートアップ企業
妊活の成果が出る前に、私はあるスタートアップ企業から有期の契約社員(6か月)として内定をいただきました。
無期正社員でないのは、6か月経過後に正社員登用すると国から補助金が出るからであると察しました。聞く限りは無期正社員にならなかった例は無さそうでした。
そのスタートアップ企業の働きやすさについて、制度というハード面はこれまでの大企業ほど充実してはいませんでした。例えば、子の看護休暇や妊婦の通院休暇などは無給でした。
ただし、事業が子どもに関係していることから、ワーキングペアレンツが多い環境でした。女性が多く在籍し、正社員ではなくパートタイムの子持ちのメンバーも多く、多様な働き方が存在する環境でした。(私の入るチームは全員男性でしたが)
そのため、休みが取りやすかったり、勤務時間への自由の度合いも大きく、ソフト面では子どもがいても妊娠しても融通が効いて働きやすい環境ではありました。
また、ハード面で無給の休みが多くとも、私は裁量労働制なので(稼働日に1分でも働けばフルで働いた給料が出る)あまり関係ありませんでした。
内定受諾前に転職先へ相談したこと
内定後も、妊活はゆるく継続していました。
外資系企業でだいぶ人の目を気にしなくなり、図々しさが増していた私。ですが、もし入社してすぐ妊娠したら、さすがに気まずく思うだろうと想像していました。
そこで私は、内定受諾前に、管理職の社員に相談しました。
「二人目を考えています。場合によっては不妊治療をも検討しているので、ご迷惑にならないか心配しています。」
するとその社員は次のように言いました。
「ああ、全然問題ないですよ。会社としてはもちろん。ちなみにうちは子どもは一人なんですが、不妊治療で授かったんですよ。」
なんと。この相談によって、心強い存在が近くにいることに気づけたのです。
言いづらいことではありますが、これによって後々早々に妊娠しても、私は堂々していられたのだと思います。
その後、私は内定を受諾しました。
スタートアップの風土
転職したスタートアップでも、個人を尊重する姿勢は外資系企業と同じでした。
私の場合は裁量労働制となったため、勤務時間にも縛られず、働きやすさは向上しました。
なお、人の出入りは外資系企業より激しく感じました。業務委託だと半年ぐらいで抜けるメンバーもザラ。入社当時8期目でしたが、2〜3年以内で辞める人が多いと、他のメンバーからは聞きました。
そんな中で産育休を取得している女性メンバーはゴロゴロいました。同じチームの男性メンバーにも育休取得予定がありました。
こういった風土にも安心し、妊活は継続していました。
諦めた頃に授かる
入社して1か月半経ち、仕事に慣れた頃。
仕事も楽しいし、今回の妊活でダメだったら、少し先に見送ろうか。そう思っていた矢先、二人目を授かりました。
嬉しい気持ちの反面、一人目のときよりもどっと不安が押し寄せてきましたが、それはまた別の記事で書きたいと思います。
つわりは?
一人目より軽快でした。
一人目は軽めの食べづわり。
二人目はより軽い食べづわりと、眠気やニオイに敏感になっているだけで済みました。
在宅勤務であったため、マメに食べ物を口に運びながら、昼休みは寝る!で十分乗り切れました。
つわりは6週頃から始まり、ピークは8〜10週でした。こちらは一人目も二人目も同じ。ピタッと終わりました。
朝は子どもの保育園の送りをしていましたが、お迎え以降の家事育児は夫が担当していました。(我が家ではデフォルト夫の担当多めでしたが)
職場へ妊娠を伝えるタイミングは?
私は1人目のときに切迫早産で入院しており、2人目の今回は妊娠16週(5か月)でシロッカー手術(子宮頸管を縛る手術)を受ける予定でした。
つわりが軽かったため、本当はもっと遅く伝えたかったのですが、その手術の予定を考えて10週時点で管理職ポジションには伝えました。
14週のタイミングでチームにも共有し、おめでとう!と言ってもらえました。入社して3か月が経った頃でした。
同じタイミングぐらいで、同じチームの男性社員が半年予定で育休に入る予定でした。加えて私も出産予定ということで、明らかに人手不足になる予定であり、実際他のメンバーが心の中でどう思っていたかは分かりませんが…
その頃の心境
外資系企業で素直に図々しく成長した私は、基本は仕事より自分のプライベート優先という考え方でした。
考えても仕方ないですし。この頃にはしっかり開き直り、周りの目を気にすることはありませんでした。
母強し、かもしれません。
今後の予定は
今現在は14週で、手術を控えた状態です。
いかんせん切迫早産となる可能性が人よりだいぶ高いので、自己都合でも早めに休みたいと考えています。(本当に図々しいけどもう気にならない)
そんなリスク大妊婦状態での会社生活も、今後書けたらと思っています。