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シロッカー手術/子宮頸管無力症でもなく、お腹張らない妊婦

こんにちは。バリキャリでもゆるきゃりでもない、フルキャリ会社員です。

私は子宮頸管無力症でもなく、お腹が張りやすいわけでもないのに、第一子で切迫早産になりました。

詳しくはこちら。

第二子妊娠時では、悩んだ結果、頸管縫縮術(シロッカー手術)を受けたのですが、なぜ受けることにしたのかを記したいと思います。


子宮頸管縫縮術とは?

子宮頸管無力症である患者の子宮頸管を、物理的に縛って、赤ちゃんが出てこないように予防する手術です。

術式は二種類で、マクドナルド手術とシロッカー手術があります。

ざっくりな説明だと、マクドナルドは頸管をそのまま縛れる位置で縛り、シロッカーはそのままだと縛れない奥の場所を目指して縛るために周辺を切ったり縫ったりします。

私の病院では可能であればマクドナルド手術をおこなっていました。簡単で、流産等のリスクも低いからです。


私の場合はシロッカー手術

しかし、私の場合は、子宮頸管の一部が膀胱と接しているため、マクドナルド手術を受けても確保できる子宮頸管長が短くなってしまうとのこと。

膀胱と子宮頸管が接している面を切って持ち上げた上で、子宮頸管を結ぶというシロッカー手術になるとのことでした。

悩んだ理由

次のようなことを頭に浮かべて悩みました。

  • 前回22週時点で充分な子宮頸管長があったことから、初期から子宮頸管が短くなっていく子宮頸管無力症ではない

  • 32週での入院後もお腹が張ってはいなかったため、お腹が頻回に張って切迫になるタイプでもない

  • 手術による流産などのリスクもある

  • できるならもちろん痛い思いはしたくない

  • 手術しなくても何も問題なく生まれる可能性もある

  • 二人目なので前回より早い段階で切迫で長期入院になる可能性もあり、その際はコロナ対策で面会などもできないつらい入院生活になる


手術を受けることにした決め手

受けるにしても受けないにしても、どちらにもリスクが発生します。そこに優先度をつけなくてはなりません。

そのため、私は自分と自分の家族にとって「何がいちばん困るか」を考えることにしました。

その結果、私たちにとっては、一番困るのは「早産になること」であると結論づけました。

早産となった第二子が致命的な障害を持って生まれ、そのことで当人はもちろん、家族全員の負荷が長期に渡って高まることを、いちばん阻止したいと考えたのです。

そのため、早産を予防するために、手術を受けることにしました。

これは我が家の場合で、もちろんプライオリティが高いのは「流産を防ぐ」であるご家庭も、「長期入院を防ぐ」であるご家庭もあると思います。

「どの希望を一番に叶えたいか」を考えて結論がつかない場合は、「どのケースを一番避けたいか」という考え方もアリだと思いますので、誰かの参考になればと思います。


今のところ、手術を受けて良かった

手術は17週に行われました。術後はお腹が張りやすくなるのですが、私は特にお腹が張ることもなく、4日で退院となりました。

医師によると、院内で頸管縫縮術を受けた患者さんで、早産になった人はまずいないとのこと。

3人に1人くらい、出血して短期間入院となることはあれど、手術したのに長期入院となる人もいないそうです。

人生初の手術は怖かったですが、終わってみればさほど痛いこともなく。手術翌日には色んな管が抜けてスタスタ動けて、別にどこも痛くなかったです。

また、普段は日々時間に追われているので、手術での入院はお暇が貰えたようなかんじでした。子どもの面倒をみなくていい、仕事もしなくていい。
病院生活にももはや慣れており、ホーム感があったので、正直あまりつらくありませんでした(笑)

今後は無理せず楽しく、正期産まで過ごせますように。

ではまた。

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