BARがはじまる理由。
『BARくさかんむり』がはじまる。始まるというか、はじめる。なぜ、夫婦でこんな難儀なことをするハメになったのかというと、よく思い出せない。確か、作家・遠藤周作の「おばかさん」のモデルにもなった仏人宣教師、フィリップ・ネラン神父について知ったことにはじまると思う。
ネラン神父は、「キリストが現代に生きていたなら、きっとこういう場所に現れただろう。」と想像して歌舞伎町のビルの一角に、「教会」ではなく「Bar」をつくった。お酒を飲みながら、日頃の悩みや政治経済・恋愛話や仕事はたま