大人も沼にハマってきた平成ライダーという革命
いつからだろう?大人が仮面ライダーにハマり、子供と同じくらい、いや、それ以上に熱中するようになったのは。
もちろん、子供からも人気ではあるけれど、大人向けの高価格帯玩具もたくさんあり、ターゲットは子供だけではないのが今の仮面ライダーです。
平成ライダー出現
平成ライダーといっても、その一作目となる「仮面ライダークウガ」は2000年に放映開始されました。平成になってからしばらくして、いわゆる「平成ライダー」が夜に送り出されるようになったのです。
この記事を書いている僕えびちゃんは現在30代ですが、幼少期にリアルタイムでやっていた仮面ライダーってなかったんですよ。ライダー不毛の時代だったわけです。だからレンタルビデオ屋(もうこの響きが懐かしい)で昭和ライダーのビデオを借りてもらい、それを観ていました。
ライダー俳優が主婦層に人気が出た
「仮面ライダークウガ」以降「アギト」「龍騎」「555」「剣」など、毎年新しいシリーズが制作・放送されるようになりました。平成ライダーの初期、「龍騎」が放送されている頃には、クウガの俳優オダギリジョーをはじめ、主役格ライダーの俳優が主婦人気だということがよく言われていました。
作品のストーリーの多様性
これが一番重要だと思いますが、昔の特撮ヒーロー物にありがちな勧善懲悪的なプロットではなく、敵勢力にも視聴者側がある程度同乗することができる論理が存在するものが増えてきたように思います。「龍騎」にいたっては仮面ライダー同士が戦うことになります。
平成以降の仮面ライダーは作品数も多いことも要因の一つですが、個々の作品のストリー性の多様性が特撮に馴染みのなかった層を取り込んだのかもしれません。また、クウガのように、主人公側が仮面ライダーになり、その力を恐れる描写があることが新鮮だと思った人も多かったのではないでしょうか?
平成が終わり令和になると、令和ライダーも生まれました。「リバイス」以降がそれに当たりますね。親も子供もハマることができる特撮として、他のシリーズにも勝るほど仮面ライダーシリーズの存在感はすごいものだといえます。