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「木に登っちゃうぞ!」「餃子焼いちゃうぞ!」日本のジュブナイルホラーの金字塔「学校の怪談」の思い出

皆さん、小学生の頃、夏休みといえば何をしてましたか?

田舎のおじいちゃん家おばあちゃん家に行った?毎朝ラジオ体操に行った?はたまた海に遊びに行った?

人それぞれ、色々な思い出があると思います。

夏休みの子どもたちをターゲットにした映画を観に行く人も多かったでしょう。

今30代半ばの僕にとって、夏の映画で思い出深いのは「学校の怪談」シリーズですね。90年代半ばは夏になると学校の怪談シリーズが公開されていました。90年代は全体的に怪談ブームでしたよね。

さて、この「学校の怪談」ですが、タイトル通り学校に妖怪や幽霊が出現するホラー映画です。

学校という場所は昼間なら日常を象徴する空間ですが、一方で使われていない旧校舎や夜間の後者は非日常的な異空間になりえます。そしてそこには怪異が潜む…… という想像を誰しも一度はしたことがあるのではないでしょうか?

ただ「学校の怪談」はホラー映画と言っても「リング」や「呪怨」 のような本格的なホラーと違い、あくまでジュブナイルホラーです。作品の中では子供たちの友情の深さが象徴的に描かれます。

まぁ、そうは言っても当時チビっこだった僕は ちょっと怖かったですけどねw

あと、「学校の怪談2」「学校の怪談3」に登場した前田亜季がかわいくて、当時の僕は惚れてしまいました。「2」では幼なじみの男の子の気を引くために「木に登っちゃうぞ」「お相撲さんにサインもらっちゃうぞ」みたいなセリフが最高にかわいかったです。「3」だとお姉さん感が増していました。 前田亜季ちゃんに惚れた同年代の男子は絶対いっぱいいたと思います。

あのタイプのジュブナイルホラーはいつしか見かけなくなりました。でも、90年代はドラマ「木曜の怪談」やらポンキッキーズのアニメ「トイレの花子さん」やら、子供向けホラーが多かったんですよね。あぁ、懐かしい。

令和になった今でも、僕はこういう作品をたくさん作って欲しいと思います。

「学校の怪談」は今のところ、 サービスの見放題では全然見当たらないんですよ。最近はレンタルビデオ店がほとんど姿を消したせいでDVDが貴重になってきています。

でも、平成の小学生の思い出が詰まった学校の怪談シリーズは令和の小学生たちにも受け継いでいってほしいです。


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