『幽☆遊☆白書』のドラマをレビュー
⚠️この記事はネタバレを含みます
今日、Netflixオリジナルドラマ『幽☆遊☆白書』を全て観終わりました。ドラマ版は5話までで比較的短いので観やすいのですが、 50分程度×5話の中に様々な要素を詰め込んでいるため、ストーリー構成は大きく変更されています。
大まかな流れは以下の通り。抜けがあったらすいません。
幽助が霊界探偵になる(魔界の虫に体を乗っとられた同級生を救う)→飛影・蔵馬と出会い、共闘することに(幻海にも出会い修行をつけてもらう)→島を拠点にする戸愚呂達とバトルになる。戸愚呂兄弟、左京、垂金は物語の最初から登場していて、全編を通じて出てきます。
漫画1巻辺りに出てくるような細々とした事件や乱童、朱雀達との闘いが省かれます。全5話のうち、4話~5話が戸愚呂達の本拠地の島に乗り込んでラストバトルというテンポの良さです。
もともと本作のけっこう評判は良かったのですが、その評判を裏切らないくらい面白かったです。
良い点
迫力あって爽快なアクション
綾野剛が演じる戸愚呂(弟)の完成度
異能力を無理なく実写に落とし込んだ匙加減
短いながらも要点を抑えた構成
微妙な点
一部キャラのコスプレ感
モブ妖怪の安っぽさ(洋画のファンタジーものに出てきそう)
各バトルの冗長さ
ストーリーがテンポよく展開し、バトルシーンも迫力があるので見応えありです。佐藤健が主演をした実写版の映画「るろうに剣心」以降、邦画のアクションって大幅に質が向上した感じがします。自転車のようなそこら辺にあるモノを上手く使って戦う泥臭いバトルはリアリティがあってよかったです。特に霊丸を撃てない頃の幽助は肉弾戦で勝つしかないですからね。
ただ、 各バトルシーンがちょっと長すぎるかなという感想を持ちました。まぁ、そこに力を入れているんですけどね。
一部コスプレ感が否めないキャラクターもいますが、戸愚呂兄弟は完成度高めでした。綾野剛がまさかの戸愚呂(弟)というのは驚きでした。稲垣吾郎の左京さんも悪くないです。
最後に、冥獄界に行く決意をした戸愚呂と幻海が会話をしてるシーンで、幻海の「もういいじゃないか」以降 のセリフは原作と同じですが、幻海の感情を込めた演技が漫画で感じた幻海とはちょっと違うかなと思いました。戸愚呂を気にかけながら儚げに、でも幻海らしくサラっと言っている印象なんですよね
このシーン、アニメ版ってどうだったっけ?今度見返してみようかな。漫画も読み返したいな。
『幽☆遊☆白書』のドラマをまだ見たことがない人はぜひ試聴してみてください。
Netflixに加入しないと試聴できないので、まだ加入していない人はぜひ。