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【BTS】なぜこのタイミングで個人インスタを開設したのか?

突如出現したメンバー7人の個人Instagramアカウント

2021年12月6日夕方TwitterのTLがざわついていた。

「BTSが個人インスタを開設した!!!」

BTS公式Instagramのフォロー欄を開くとずらりと並ぶメンバーのアカウント。

BTSメンバーInstagram一覧

※アカウント名タップで飛べます

・RM:@rkive   ・JIN: @jin   

・SUGA: @agustd ・J-HPOE:@uarmyhope

・JIMIN:@j.m   ・V:@thv   

•JUNGKOOK:@abcdefghi__lmnopqrstuvwxyz

アカウント名、アイコン画像だけでも個性が溢れており、ファンにとっては非常に楽しい。JUNGKOOKのアカウント名はアンダーバーのところの文字が...という遊び心がありJUNGKOOKらしさがにじみ出ている。7人のアカウントは開設してすぐフォロワー数100万人を突破し2021年12月6日20時現在では全員が400万にフォロワーを突破していた。

「遂に...!嬉しい!」とい思う反面「なぜこのタイミングで?」という疑問を持つ方もいたのではないだろうか。私のSNSマーケティングの微量の知識と個人の見解でこのタイミングでの個人Instagram開設の理由を考察していこうと思う。

長期休暇の存在

個人インスタ開設日と同日の午前10時BIGHIT MUSICからBTSの2回目となる長期休暇が発表された。

防弾少年団公式長期休暇お知らせ   防弾少年団が「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE-LA」と「2021ジングルボールツアー」を最後に今年の公式日程を終え、2019年に続いて2回目の公式長期休暇を開催します。 防弾少年団は2020年と2021年、コロナ19の状況の中でも忙しいスケジュールを消化してファンと交感してきて、輝く成果を収め、名実上のグローバルトップアーティストとして位置づけました。 今回の長期休暇はファンデミック状況の中でも休みなく活動してきた防弾少年団がアーティストとして、そして創作者として新たなインスピレーションとエネルギーを満たせる再充電の時間になるでしょう。 デビュー以来初めて年末年始を家族と一緒に過ごす大切な時間でもあります。 防弾少年団のメンバーがしばらく平凡で自由な日常を享受し、自分に集中する時間を持てるように、今回の休暇期間にもファンの皆さんの細心の配慮をお願いいたします。 防弾少年団は休暇を終えた後、「新しいチャプター」を開く新規アルバム発売と公演準備に完売する予定です。 来る3月にはソウルでファンの皆さんに直接会い、一緒に呼吸するためのオフラインコンサートも用意しています。 防弾少年団を応援してくださるファンの皆様に感謝いたします。 ありがとうございます。 BIGHIT MUSIC (Google翻訳したものを一部抜粋)

個人のインスタ開設はこの長期休暇期間のメンバーの様子を発信することを目的とし、これを機に開設されたのではないだろうか。しかしBTSはメンバーが更新するTwitterアカウント「방탄소년단(@BTS_twt)」や「VLIVE」「Weverse」も利用しているのにもかかわらずなぜ、Instagramを開設したのだろうか。大きく分けて3つの理由が予想された。

1.Instagramの特性

Instagram1番の特徴は視覚情報重視のツールであるということだ。この特徴はBTSグループそのものやメンバーとの親和性が高いと考えられる。理由としては2つ挙げられる。

①世界中にファンがいること

Instagramは言語の壁を越えて写真や動画などでその人の感性や世界観を感じることが出来る。Weverseにも翻訳機能があるが誤訳や意味が伝わりにくいこともあるがInstagramであれば言語の壁を超越しBTSの思いや感性を感じることが出来るのではないだろうか。

②メンバーとアートの関り

BTSのメンバーはプライベートで美術鑑賞や絵を描いたり、写真を撮ったりと積極的に芸術に関わっている。これはアーティストとしての彼らの感性に繋がり、より良い音楽制作にも繋がっているのだと思う。長期休暇発表の文面にも「創作者として新たなインスピレーションとエネルギーを満たせる再充電の時間になるでしょう。」との文章があった。休暇期間でアーティストとしてどのようなインスピレーションを受けたのか世界中のファンに伝えるには視覚情報メインのInstagramが適しているのではないだろうか。

2.Weverse、VLIVEではできないこと

①ファンじゃない人の目にも触れる

Weverseは基本的に会員登録した人のみが閲覧できる。一方Instagramは誰でも投稿を見ることが出来る。そのためInstagramを利用することで休暇中ファン以外の人にもどんなことをしているのかの提示、知ってもらうきっかけを作ることも目的としているのではないだろうか。長期休暇期間発表の文面を見る限り、休暇明けにオフコンやカムバを控え、また活発的に動くことが考えられるためより多くの新規ファンの獲得、メディアや世間からの注目や話題性を途絶えさせないためにもInstagramを開設したのではないだろうか。

②インスタライブ

VLIVEはリアルタイムでの配信はできるがコラボ配信機能はない。この長期休暇の前にBTSのメンバーはLA帰国後の10日間の隔離期間が設けられているためそのためメンバー同士で会うことはできないことはできない。恐らく休暇期間も実家に帰省するなど7人バラバラの場所にいるだろう。要するに長期休暇明けまではメンバー同士のコミュニケーションはなかなか見ることが難しい。通常活動期間ならばVLIVEにメンバーが飛び入り参加等あったが隔離期間、休暇期間はそれは難しいだろう。しかし、Instagramはコラボ配信機能がある。これは私の希望的観測になってしまうがそれを利用し長期休暇期間はメンバーVの誕生日等も重なることからどこかでメンバー同士のコラボインスタライブも観れるのではないかと期待している。ゆっくり休んでもらいたいと思う反面休暇期間は1度でいいからリアルタイムの彼らを見たいというこれはあくまで私の希望である。

3.Weverse、VLIVEの統合

2021年1月にBTSが所属するHYBEの子会社・beNXにNAVERが投資し、beNXによる「Weverse」とNAVERによる「V LIVE」が統合して新たなファンコミュニティプラットフォームを立ち上げることが発表された。その後2021年11月4日の2021年第三四半期の決算発表時に開催された「共同体と共にするHYBEの会社説明会」にてWeverseとVLIVEの統合について詳細内容等が説明された。(下の動画の22:43頃から説明あり)

WeverseとHYBEの統合は2022年上半期に行われるとし、統合され新しいアプリが出るまでの一定期間両アプリが使えなくなるのではないかと予想される。その間のファンとのコミュニケーションの場として、ライブ機能、投稿機能も備わったInstagramでメンバーが自由に発信できる個人アカウントを開設したのではないかと考える。

まとめ

今回のBTSメンバー個人Instagramのアカウント開設の理由として考えられる私個人の見解はここまで述べてきたように大きく3つ。

1.Instagramの特性とBTSのメンバー(休暇の過ごし方)の親和性

2.WeverseやVLIVEでできないことを休暇期間のInstagramの利用で補う

3.WeverseとVLIVEの統合でサービスが使えなくる可能性がありその代替

以上3つである。しかしInstagramには落とし穴もある、Weverseと違い閉鎖的空間ではないためメンバー以外の有名人がフォローすることによる交友関係やプライベートが今まで以上に開示され、いわゆる「匂わせ」等へのこじつけや、アーティストのプライバシーの侵害等のトラブルも懸念されかねない。公式マークのついているアカウントである以上事務所が管理しているため、DM機能やタグ付けはフォロー外から不可などの制限を書かける等もしていると思われるが、それ以外にもBTSofficialInstagramは以前誤解を招くようないわば誤爆ストーリーを挙げた前科があるためメンバー個人アカウントの管理は徹底して行ってくださることを願うばかりだ。

懸念点もあるにしろ長期休暇期間に新たにファンが楽しめるコンテンツを準備してくれていることはARMYとしては非常に嬉しい。ゆっくり休暇を過ごしてもらいつつ、SNSの更新等も楽しみにしていきたい。2019年の休暇期間も積極的にメンバーはSNSに登場してくれていたことから期待を持ちながら長期休暇期間明けまで待とうと思う。

【参考資料】

Yahoo!ニュース「BTSが長期休暇を発表。「デビュー以来初めて、年末年始を家族と過ごす大切な時間に」【声明全文】(2021年12月6日閲覧)

はじめてのDX「インスタグラム集客のメリット・デメリットとは?簡単に人気アカウントになる方法も紹介」(2021年12月6日閲覧)

Real Sound「BTSら所属事務所、Big Hitが新たな展開へ 「Weverse」と「V LIVE」の統合やYG PLUSへの投資に注目」(2021年12月6日閲覧)

【画像引用元】

筆者Instagramスクリーンショット

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