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【ブータン旅行】旅行記3日目(前編) 王立マナス国立公園

前回までの旅行記はこちら

3日目の朝は6時半ごろから散歩を開始(旅のときくらいでないと生じえない早朝の行動力)。
前日は到着が20時ごろと遅くなり、真っ暗で、疲れもあったため、周りの景色などを気にする余裕もなく・・朝、このような場所に泊まっていたのかと、息をのみました。

ロッジを出たところからの景色
散歩中、ずっとついてきた可愛いこ

私たち以外に人はおらず、山や雲、ありのままの自然に囲まれて、耳に入るのはセミや鳥の鳴き声だけで、なぜか肩の荷がすべておりたような、自然に一体化して溶け込むような、そんな気さえしました。

1時間ほどして、ロッジに戻り朝食です。
以前も書いていますがこの朝食のチャーハンが素朴でおいしいのです・・日本人、みんな好きな味だと思う。

チャーハンと焼きそば。このミルクティーがまた、場所によって少しずつ違って、どれも美味しい。ここはチャイに近い味。

そして出発です。
車で10分ほど移動して、ついに到着しました、マナスチュ(マナス川)!!

マナス川は南ブータンからインドまで流れる大きな川で、それを取り囲むようにほとんど人間の手が入っていないジャングル、「ロイヤルマナス国立公園」があります。
マナス国立公園はブータンの保護区であり、固有種を含む熱帯の動植物の宝庫で、数百種が存在しているが、未だ確認されていない種も多いといいます。

マナス川は写真では緑に見えますが、雪解け水が混ざっているからで、
「インド側に入ったらこんな綺麗な川じゃなくなるんだよ(ガイドさん談)!!」
…隣国同士仲がよろしくないのは、世の常でしょうか。。

上の写真が川の上から撮っているようなのは、そう、始めにマナス川をラフティングしたからです。
開始直後、ラフティングの舵をとってくれた方に"Do you wanna get wet?" ときかれてYesといったら、川の流れの早いところに入り、1分もたたないうちにズボンまでびしょびしょになりました😂
ここでは運が良ければ水牛やベンガルトラ、ライオンなども見れるということですが、ガイドさんいわくそのためには、朝から晩までそれだけを目的に2週間ぐらい滞在すれば出会えるんじゃないかな~とのこと。。

ここから、動物たちがひょいっと現れたりします

私たちは「オオサイチョウ」を観察することができました。

“Great hornbill” Wikipediaより

ラフティングのあと、降りた場所でインド人の舟渡しの人たちがいて、チップを払ったら私たちを反対岸に連れて行ってくれました。

この船に乗ります
ラフティングのボートとは違って動力があり、堂々と波に逆らえます笑

上陸して少し歩くと、マナス国立公園のブータン国の政府が管理している事務所に到着しました。

事務所近くにあるチョルテン(仏塔)

マナス国立公園内を見学するには、事前に許可証を取得しておく必要があり、許可証とビザを見せてガイドさんが手続きをしてくれました。この許可証は、今回日本の旅行代理店を通して旅行のすべてをアレンジしてもらいましたが、そこでビザと一緒に取得いただき特に私の方で何をしたということはありません。
事務所内にはこのエリアで見れる、ゴールデンラングールや蛇などの、本物のはく製が飾ってありました。

その後、手続きしてくれた政府のレンジャーの方が、国立公園内を案内してくれました。写真は撮ってもいいけどSNSにはあげないでねと言われたのでここからは少し割愛しますが・・
マナス国立公園は、ブータン国境内のエリアとインド国境内のエリアがありますが、ブータン側だと(今回の私のように)空港からの移動が多くなるため、そもそもインド側を観光する方法や、インドからブータンに陸路で入ってくる方法もあるということです。

インド側だと、ゾウに乗って観光するというアクティビティがあるそうですが、ブータン側だと宗教上の考え方により、それは行っていません。
かわりにケガをしたゾウを一時的に保護したりしているそうで、刺激を与えないように少し離れた距離から、ゾウを見ることができました。
個人的には、ブータン側の考え方が好きだな〜と思いました。

マナス国立公園内には(少なくとも私が知りえるブータン国境内では)現在宿泊施設などはなく、泊まることはできません。昔はあったとかなかったとか・・?現在は、王族がご静養に訪れる場所だそう。
それに納得できるほど美しい場所で、手入れされた芝生のようなところもあれば、少し歩けば本当にジャングルのような、草が生い茂る場所もありました。草をかき分けて歩くと、昨晩から今朝につけられたというヒョウの足あとや、見たことがないほど真っ青の鳥「ルリコノハドリ」に出会うことができました。
他にも固有種の鳥はたくさんいますので、世界のバードウォッチャーの方々に南ブータンは、天国とも言われる場所だそうです。

また、風が吹くたびに白い小さいお花がパラパラ~と落ちてくる不思議で綺麗な木があったり(あれは何という木なのだろう)、触ると真ん中から内側に葉っぱが閉じ、これはもう翌朝まで開かないんだよ~といった草があったりしました。

マナス、とにかく美しい場所で行って良かったと思いました。
本当に、ありのままの自然がそこにはあります!
いつかブータン国境内エリアで宿泊できるようになった際には、ぜひ再訪して泊まりたいです(今回の旅で、「どこ行っても良い~泊まりたい~って言うね!」とあとでガイドさんに言われました😂)

ということで、マナス編はここまでです。
写真は少なめでしたが、景色の美しさが伝わっているといいなと思います。

今回も読んでいただきありがとうございます!Thank you la! 🪷

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