エンタメ業界における転職の魅力と課題:クリエイティブなキャリアパスの探し方
こんにちは、ポテンシャライトAgent Div.の三浦です!
”ITベンチャー特化の転職エージェントが色々な業界をリサーチしてみた企画”の第3回です。今回はエンタメ業界の動向について見ていきます!
この記事はこんな方にオススメです。
エンタメ業界が転職先の選択肢に入っている
そもそもエンタメ業界についてあまりよく知らない
エンタメ業界の大手企業やベンチャー企業について知りたい
1.エンタメ業界の成長性
エンタメ業界は、テクノロジーの進化や消費者ニーズの変化に伴い、急速に成長を遂げています。特にデジタルコンテンツの需要拡大や新しいプラットフォームの登場により、従来のテレビや映画だけにとどまらず、動画配信サービス、ゲーム、SNS、VR(バーチャルリアリティ)といった新興メディアが業界を牽引しています。この変化の背景には、消費者の生活様式の多様化が大きく影響しています。スマートフォンやインターネットを介して、個々のペースでエンタメコンテンツを楽しむことが可能となり、需要が世界的に急増しています。
1-1. デジタル化の影響
特にデジタル化は、エンタメ業界全体に劇的な変化をもたらしました。これにより、ストリーミングサービスやソーシャルメディアプラットフォームの普及が進み、新たな収益モデルが確立されています。例えば、NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画配信サービスは、従来の映画館やテレビ局に頼らない、新しいエンターテインメントの形を提供しており、世界的に急成長しています。さらに、ゲーム業界でも、モバイルゲームやeスポーツの市場拡大により、新たな雇用機会が次々に生まれています。
加えて、音楽業界においても、SpotifyやApple Musicなどのストリーミングプラットフォームが市場を大きく変えました。これにより、アーティストやクリエイターは従来のレコード会社に依存することなく、直接ファンと繋がり、収益を得ることができるようになりました。このデジタル化は、新しいクリエイティブなビジネスモデルや職種の需要を生み出し、求職者にとっても幅広いキャリアチャンスを提供しています。
1-2. グローバルな市場の拡大
エンタメ業界のもう一つの重要な成長要因として、グローバルな市場の拡大が挙げられます。インターネットの普及により、国境を越えてコンテンツが消費されるようになり、アメリカやヨーロッパ、アジアといった地域をまたぐグローバルなエンタメビジネスが増えています。特に韓国のK-POPや日本のアニメ、アメリカのハリウッド映画など、地域特有のコンテンツが世界中で大きな人気を博しています。
このような状況は、エンタメ業界でのグローバルなキャリアを求める求職者にとって非常に魅力的です。語学力や異文化理解を持つ人材は、国際的なプロジェクトでの活躍が期待されており、特にデジタルコンテンツやマーケティング分野での人材需要が高まっています。
2.エンタメ業界の期待できる点・不安な点
2-1. 期待できる点
エンタメ業界には、革新と創造性が求められる環境が整っており、特に若手クリエイターや技術者にとって魅力的なキャリアパスが広がっています。AIやAR(拡張現実)、VR技術の進歩により、新しいエンターテイメントの形が次々に誕生し、クリエイターや技術者はこれらの技術を駆使して、これまでにない体験を提供できるチャンスを得ています。
さらに、エンタメ業界は多様なキャリアパスを提供しています。映像制作、ゲーム開発、音楽プロデュース、イベント企画、デジタルマーケティングなど、さまざまな分野で専門知識を持つ人材が求められており、クリエイティブな才能や技術力を活かせるポジションが数多く存在します。特に、デジタルマーケティングの分野では、データ分析やSNSの活用による新たなプロモーション手法が注目されており、これに特化したスキルを持つ求職者の需要が高まっています。
2-2. 不安な点
一方で、エンタメ業界におけるキャリアにはいくつかの不安要素もあります。第一に、競争が非常に激しいという点です。特に人気のある職種や大手企業への就職は非常に難しく、クリエイティブなポジションではポートフォリオの充実や実績が求められることが多いです。また、業界の変化が早いため、技術やトレンドに常にキャッチアップしていくことが必要不可欠です。
さらに、不安定な収入という問題もあります。フリーランスや契約社員として働くケースが多く、プロジェクトベースでの雇用が一般的なため、収入の安定性に欠けることがあります。特に、映像制作や音楽業界ではプロジェクトの成功が収益に直結するため、失敗した場合のリスクも大きいです。
3.エンタメ業界の主要企業
3-1.Netflix, Inc.
世界最大の動画ストリーミングサービスを提供し、2億人以上の加入者を持つ企業です。オリジナルコンテンツ制作に大規模な投資を行い、業界に大きな影響を与えています。
3-2.株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント
PlayStationブランドを展開し、ゲーム業界で重要な役割を果たす企業です。ゲームハードやソフトの開発、VR技術にも力を入れており、新たなゲーム体験を提供しています。
3-3.The Walt Disney Company
映画、テレビ、テーマパークなど幅広い事業を展開するエンターテインメントの巨人です。PixarやMarvel Studiosなどを通じて世界的ヒットを生み出し、Disney+でも動画配信市場で存在感を示しています。
4.エンタメ業界の直近のトレンド
4-1. メタバースとVR/AR技術の普及
メタバースは、エンタメ業界における新たなトレンドとして注目されています。Meta(旧 Facebook)の参入により、メタバースの概念が一気に広がり、エンターテインメント、ソーシャルメディア、eコマースなどが融合した新しい体験が提供されることが期待されています。さらに、VRやAR技術の進化により、映画やゲーム、ライブイベントなどでリアルに近い体験を提供できるようになっています。
4-2. ストリーミングサービスの拡大
動画配信サービス(VOD)の急成長は、エンタメ業界の主要なトレンドの一つです。NetflixやAmazon Prime Video、Disney+、Huluといったサービスが、世界中で新しい視聴習慣を作り出しています。特にパンデミック以降、在宅時間の増加に伴い、消費者がこれらのサービスを利用する機会が大幅に増えました。これにより、映画館やテレビ局のビジネスモデルにも大きな影響を与えています。
4-3. eスポーツとゲームストリーミング
eスポーツの市場は年々拡大しており、プロゲーマーやストリーマーといった新しい職業も誕生しています。ゲームストリーミングプラットフォームであるTwitchやYouTube Gamingは、世界中で年々増加しており、企業はスポンサーシップや広告などの形でeスポーツ市場に参入しています。このトレンドにより、ゲーム開発者や配信プラットフォーム運営者、さらにマーケティングの専門家にとっても大きなビジネスチャンスが生まれています。
5.ポテンシャライトおすすめ企業
5-1.合同会社DMM.com
幅広い分野でオンラインサービスを展開する日本の総合IT企業です。動画配信、オンラインゲーム、英会話、金融、3Dプリントなど、多岐にわたる事業を手がけています。また、新しい技術やサービスの開発にも積極的に取り組み、ユーザーに革新的なデジタル体験を提供しています。デジタルコンテンツ、エンターテインメント、教育、金融など、多様なビジネスモデルを展開し、多くの分野で存在感を示しています。
5-2.カバー株式会社
バーチャルYouTuber(VTuber)を中心に、デジタルエンターテインメントやコンテンツ制作を行う企業です。人気のVTuberグループ「ホロライブ」を運営し、VTuberを通じてライブ配信、動画、音楽活動などを展開。ファンとの密接なコミュニケーションを通じて、新たなエンタメ体験を提供しています。
5-3.クラスター株式会社
メタバースプラットフォーム「cluster」を運営し、仮想空間でのコンサートやカンファレンスなど、リアルタイムイベント空間を提供する企業。VRやスマホからアクセス可能で、エンタメやビジネスなど多様な分野で利用されています。
6.まとめ
エンタメ業界は、デジタル化や技術革新によって大きな成長を遂げている一方で、競争が激しく不安定な要素も抱えています。しかし、グローバル市場の拡大や新しい技術の登場により、求職者にとっては非常に多様なキャリアチャンスが存在しています。
特にクリエイティブな才能やデジタルスキルを持つ人材にとって、エンタメ業界は今後も魅力的な選択肢となるでしょう。
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