【LinkedIn】Recruiter Liteプランでスカウトする前に設計すること
1. はじめに
みなさま、こんにちは。ポテンシャライト HPパートナーの藤元です!
今回は採用担当の皆さま、特にスタートアップでお勤めの採用担当の方や代表の方から
「使ってみたい」という声の多いLinkedInのRecruiter Liteプランについて記事を作成したいと思います。
Recruiter Liteプランは、低コストで始められることから、小規模の企業や新規採用を考える企業にも使いやすい媒体だと思いますので、ぜひまだ使ったことのない方や、利用を検討中の方に届けられたら幸いです。
2. LinkedIn Recruiter Liteについて
LinkedInのRecruiter Liteプランは、低コストで本格的な採用活動を始められることが最大の魅力的と言えます。
一般的な採用媒体は利用手数料に数十万円かかることがほとんどですが、LinkedInのRecruiter Liteプランは月々2万円弱と始めやすい価格となっております。
LinkedInでは「Corporateプラン」と呼ばれる、より採用に特化した機能が利用できるプランもございますが、スモールに始めてみたいという企業にとっては、Recruiter Liteプランでも十分な機能を備えています。
お試しで1ヶ月無料で使うこともできるようなので、ぜひ1ヶ月運用をしてから自社に合っているか確認するのも良いですね。
(補足)プレミアムプランとの違いの詳細は以下公式サイトから直接ご確認ください。
3. スカウト前 設計の流れ
Recruiter Liteプランでは、スカウト前に事前の設計をどれだけ行えるかが重要です。
返信率にも大きく影響するため、まずは以下の4つの準備を行なってみてください。
3-1. 採用ターゲットの明確化
LinekedInに限らずですが、採用ターゲットが曖昧なままでスカウトを始めると、求めている方と接点を持つことは難しいです。
そのため、現時点で自社に必要な経歴や思考性を持つ方のイメージをできるだけ明確に考えることをお勧めします。
ここでのポイントは、どの「職種」を採用したいか、ではなくどの「ダーゲット」を採用したいかまで決めることです。
LinkedInのRecruiter Liteプランの場合は、以下の検索条件を利用することができます。
検索条件に沿ってターゲットを考えると、実際にスカウトする際により探しやすくなると思います。
上記の表では、必ず決めたほうが良い項目を黄色で記載、決められるとより具体的になる項目を青で記載しております。
必ず決めたほうが良い項目
職種 :言うまでもないことですが、職種は必ず設定します
勤務地:LinkedInがアメリカ発のサービスということもあり、外国籍の方や海外在住の方も
多く登録されておりますので、オフィス出社の有無などを予め決めておきますスキル:スキルはプロフィールに100件まで登録できることができ、多くのユーザーは
細かくスキルを記載しているため、「アプリ開発経験」などの経験はもちろん、
「スタートアップ」などの企業フェーズもスキルにヒットします学歴 :LinkedInでは年齢を指定することができないため、卒業年から推定します
決められるとより具体的になる項目
会社 :自社のターゲットが多くいる企業をベンチマークとして設定できると
ピンポイントで良い候補者に出会える可能性が高いです業界 :特定の業界に絞りたい場合は、こちらも設定するのが最適です
下記はエンジニアの例ですが、ターゲットの決め方の参考になるかと思いますので
ぜひ以下のnoteもご参考にしていただけますと幸いです。
3-2. プロフィールの充実
LinkedInでは誰からスカウトが来たのか、候補者が直接確認できるためプロフィールはできるだけ充実させることが大切です。
以下は、必ず記載してほしい場所ですのでチェックリストとしてご利用ください。
プロフィール写真 :顔がはっきり見えるものを選ぶ
ヘッドライン :所属や肩書きを記載することが多いですが、以下のように
受賞歴や積極採用中であることなど一言入れても良い
自己紹介 :ページ下に職歴を記載する箇所があるのですが、自己紹介は
個人ページの上部に掲載されるため、ここでも経歴を記載します。
上記の他にも、経歴やスキル、学歴・資格の追加など記載できる項目は多々あります。
できるだけ充実しているほうが、求職者にとっての信頼にも繋がるため、記載できる箇所は全て記載できると良いかと思います。
また、定期的に内容を更新し、最新の状態に保つことも大切です。
経歴のアップデートがある際は、LinkedInの更新も忘れないよう、意識していただけると幸いです。
3-3. 企業ページの整備
LinkedInの企業ページは、スカウトを受け取った方の40%が訪れると言われており、返信率向上には欠かせないページです。
魅力的な企業ページをの例を以下に記載します。
上記の3社ほど内容を充実させるには時間がかかりますが、まずは記載できる部分や画像などを追加するとスカウトを受け取った候補者も貴社への企業イメージが湧くと思います。
また、必ずしも新しいコンテンツを作る必要はないため、すでにある会社のウェブサイトやその他のSNSアカウントへのリンク、プレスリリースの記事などを転用することも可能です。
3-4. 求人情報の更新
企業ページでは求人の登録が可能です。
LinkedInの自主応募は外国製の方や海外在住の方の応募が多く、ターゲットからの自主応募は稀ですが、スカウトを送った方が求人を確認するため、詳細の情報を記載しておく必要があります。
求人票にも記載のポイントがいくつかあるのですが、こちらのnoteには収まりきらないため
求人作成方法に関して150社分の求人内容をハックし、「効果的な求人とは?」を整理した、
以下のnoteをご参考にしていただけますと幸いです。
個人のプロフィール同様、定期的に更新することも重要ですので、以下の観点を意識して週に1度は企業ページを更新いただけると、返信率向上につながります。
プレスリリースの内容を発信
新入社員を企業ページに連携
従業員にページをフォロー・シェアしてもらうことも効果的です!
オフィスの写真や社内イベントの様子、メンバー紹介などを発信
3-5. つながりの拡充
LinkedInのRecruiter Liteを活用するにあたり最も重要と言っても過言ではないのが、つながりの拡充です。
冒頭でも記載のある通り、Recruiter Liteのプランでは、自身のつながりがどれくらいあるかによって検索できるターゲットの数が変わります。
とは言っても、いきなり面識のない方につながり申請を送ることの心理的ハードルが高いかと思いますので、つながり申請のパターンを紹介します。
いずれも、一気に送るのではなく、段階的に送ることが重要です。
LinkedInでは、一度に送信できるつながりリクエストの上限が設けられており、上限に達すると、一時的につながりリクエストの送信が制限されます。
また、送信したつながりリクエストの多くが受信者によって無視、保留、またはスパムに設定されることでも、つながりリクエストが送れなくなるため、戦略的につながりを広げることが重要です。
4. 候補者へのアプローチ
上記の設計が終わったらいよいよスカウトに移ります。
LinkedInではスカウトのことをInMailを呼びます。
弊社でもLinkedInの支援を行っているのですが比較的、短いスカウト文章の方が返信があるため、スカウト文章は300~500文字、多くても700文字が上限と考えてください。
また、スカウトする際に候補者のプロフィールを熟読しカスタマイズ文章を作成するといったことも他媒体では効果的ですが、LinkedInに関してはカスタマイズが大きく関与したデータはなく、それよりも送付するアカウントや企業ページの情報量によって返信率が左右されました。
つまり、LinkedInに関しては、スカウト運用フェーズよりも設計フェーズでどれだけ時間と工数をかけられるかが返信率に大きく寄与するということです!
弊社の支援しているスタートアップ企業さまでは、設計に1ヶ月かけることもありました。
ぜひ、LinkedInの利用を考えている方は、スカウト前の設計に妥協せず取り組んでいただけますと幸いです。
また、スカウト運用後も返信率が平均(7〜8%)に届かない場合は、スカウト文章やスカウトタイミングだけでなく、企業ページや送信者のプロフィールページを見直すことを検討してもらえたらと思います。
5. LinkedInでの採用はポテンシャライトへ
当社ポテンシャライトでは、スタートアップやベンチャー企業様などを対象に、今まで300社以上の採用コンサルとして携わってきました。
LinkedInは気になっているが、採用にリソースを割けない
設計の壁打ち/アドバイスをもらって社内にノウハウを蓄積したい
現在の採用状況の効果測定をし、適切な改善案を実施していきたい
など、お悩みの採用担当者様/企業の代表様がいらっしゃれば、ぜひお気軽にご相談ください。
よろしければフォローもよろしくお願い致します🤲
▼お気軽にコンタクトください!