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プラスティックフレームなのにメタル?
海外でも大人気のメイドイン鯖江のブランド「YUICHI TOYAMA」
メガネオタクはここを見ます。
一見プラスティック製のフレームに見えますが、リム(枠)の内側にシルバーのメタルリムが忍んでいます。
多分、一般の方が知らずにみると分からないです。細かすぎて伝わらないやつです。
でも、メガネオタクはここに萌えますw
しかも、これマニアックな作りというだけでなく、実際に作ろうと思うと中々面倒な代物です。
東京のデザイナーが鯖江に行って「このデザインで作って下さい。」とメガネ職人にお願いしても恐らく「できない」と断られます。
この職人の「できない」正確には「やりたくない」です。技術的に作れたとしても、第一サンプルを作ってから少しずつ(0.0何ミリの精度で)何度も何度も試作し詰めていくのが非常に面倒くさいので、「できない」と断るのです。もしくは超高額でふっかけるかw
でも、YUICHI TOYAMAデザイナーの外山氏は違います。元々、福井のメーカーで企画から製造に携わっていた経歴をお持ちなので、メガネ職人からすると適当に嘘ついて断れない相手なのです。
なので、デザイン性もあり尚且つ技術的にもマニアックなメガネが作れるというわけです。しかも適正価格でw
ただし、これはレンズの加工にかなり神経を使わないといけません。
メガネ屋さんの多くはフレームに対してレンズをキツキツに入れますが、これは良くないです。
今回のフレームに関してはインナーメタルのメッキが剥がれてしまう原因になるので良くないのですが、他にも良くない理由はあります。
添付動画でなぜ良くないかを説明しているので、気になる方は是非ご覧ください。
フレームカーブに合っていないカーブのレンズをオートメーション加工で削るとキツキツになってしまいますが、これはみんな悪気があってやっているわけではなく、そこまでしなくてもと言うのが一般的な眼鏡店の考え方なのだと思います。
なので、オートメーション加工しかしていない眼鏡店からすると、とてもストレスのかかる作りです。
メガネ好きはここ↑を聞くとさらに好きになるはずw
メガネマニアの視点、これでメガネをみると世界が変わります。
YUICHI TOYAMAは日本でも限られた眼鏡店でしか取り扱いがないので、あまりお目にかかる事がないブランドかもしれませんが、出会った際は是非ここを見てみて下さい。
皆さんのメガネライフがより楽しくなることを願っております。
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