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CM制作で学んだプロジェクト進行で気をつけること

デザイナーの前はCM制作のプロダクションマネージャーという職種で働いていたこともあり、多くの人と一緒にプロジェクトを進めていく上で進まないというのを経験してきました。

今は事業会社で働いていますが、基本的にプロジェクトの進め方は一緒だと思っていてCM制作時代に学んだことを文書化しておこうと思い立って記事を書きました。

・今プロジェクト進行中でうまく進んでいない
・なぜかいつもスケジュールがビハインドする
みたいな悩みがある方の参考になれば嬉しいです。

プロジェクトの進め方

自分流の進め方ですが、プロジェクトを進める上で(自分が主導する側、される側に関わらず)下記を項目を明確化することを意識して進めています。

・いつまでに(must)
・何を(must)
・誰がやるか(must)
・なぜやるか(nice to have)
・どうやるか(optional)

これが決まっていれば基本的にプロジェクトはうまく進むと思っていて、あとはクオリティがどれくらいかという問題になってくるのかなと。

逆にこれが一つでもかけているタスク・プロジェクトは前に進まない or 進みにくい傾向があります。(決まっていなくても進むこともありますが、それはタスク実行者の力に任せることになります)

何かを進めようと思ったらまずは上記を決めるということをやると、進みやすくなります。

・なぜやるか(nice to have)

また、「なぜやるか」の部分は主にモチベーションに関わってきます。
nice to haveと記載したのは、whyを共有しなくても作業することは可能だからです。可能ならば伝えるようにしましょう。

Simon Sinek が TED にてプレゼンをしたフレームワーク「ゴールデンサークル」でもあるように、人は「Why」に動かされるという考え方は非常にしっくりきており、自分が依頼を受ける側だったらこれがないとモチベーションがあがりません。

・どうやるか

これについては作業者と一緒に今までどれだけ進めてきたか、その人の経験値によって変わってきます。もしその人が経験が少ないのであればHowの部分まで伝えることもあります。

その上で気をつけなきゃいけないこと

「何を」の部分のイメージ共有
これは具体的であればあるほど、スケジュールのズレは少なく済みます。逆に抽象的であると確認・修正のコストが上がるのでそこを加味したスケジュールにしておく必要があります。

懸念事項の共有
上記で決めた「何を、いつまでに、誰が」の部分に変更がある可能性があるならそれを伝えておきましょう。そして可能であるならばそうなったときのバックアッププランも決めておくとより変化に対応してプロジェクトを進めることができます。

進捗確認の日程も決める
短いタスクの場合は必要ないかもですが、1ヶ月以上続くプロジェクトなどは進捗確認の場を決めて、もし「何を」の部分がずれていた場合はすぐに方向修正をできるようにしておきましょう。

誰がボールを持ってるかわかるように
これは途中での仕様変更があり仕様待ちで着手できないなど発生すると思います。その時にはボールが作業者にはないことがわかるようにBacklogでもスプレッドシートでも良いのでドキュメントに記載してあるようにしましょう。

特に関わる人が多いプロジェクトを回している人は一杯いっぱいで忘れてしまうこともあるので。

もしそれでスケジュールが変わるようなことがあるならば、作業者の方から「いつまでにこれが決まらないとスケジュールは間に合いません」というのも伝えるようにしましょう。

以上、よりよいプロジェクト進行の手助けになれば。

サポートしてくれたら、そのお金でじゃがいもを買いたいと思います。