蛇が巻きつくカドゥケウスの杖と大地的治癒力と雷の父性と
蛇は大地の力をあらわすものと考えられています。
ギリシアの医神アスクレピオスは大地的治癒力を伝える蛇のからんだ杖を持っていました。
そのカドゥケウスの杖は、天と地、太陽と月、男性と女性、硫黄と水銀などの対立物を統合して、完全な金属である黄金を作る錬金術の超越的な力の象徴ともなっています。
また、この杖は、ヘルメス神の持ち物で、ヘルメスはこの杖を印として冥界と地上界と天界の間を往復し、
神々の相互の意思や、とくにゼウスの命令を伝える伝令の役割を果たします。
ゼウスというのは、ギリシャ神話の神ですが天の父として崇拝されていますように、父性原理的です。
そして、雷霆ケラウノスという武器を持っており、これを投げつけると、宇宙をも揺るがす衝撃波と雷火となるほどだそうですが、
雷というのは、蛇が大地的治癒力をあらわすのとは対照的に、また父性原理的です。
ですので、蛇が巻き付いたカドゥケウスの杖というのは、対立するような、ゼウスの伝令を伝えるのでしょうか
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クンダリーニヨガなどでは、第一チャクラでとぐろを巻いている赤い蛇を覚醒させ、各チャクラを通って頭頂のチャクラに蛇が達すると、悟りを開くなどと伝わりますが、
シャクティ女神が目覚め上昇し、頭頂部上方のサハスラーラに鎮座するシヴァ神と再結合を果たすといった描かれ方がされています。
昇っていくのが、女神ですね!
カドゥケウスの杖に巻き付いてる蛇みたいだ
(医療のシンボルとかのは、蛇が片側しかいませんが…)