数奇なナポリタン
4/30(火)
天気:むしむし
昨日のSHOWROOM配信でナポリタンを作ったのだが
このナポリタン、紆余曲折あって非常に数奇な運命を辿る羽目に。
作り始め、序盤はだいぶ調子が良かった。
玉ねぎピーマンソーセージ、具材を切ってフライパンで焦げ目がつくまで炒める。
この具材の炒め物は、我ながら完璧な状態だったと思う。
ところが、その後いくつかの失敗が重なってしまい、ナポリタンは大ピンチに陥る。
まず失敗①、ワンパン料理。
僕は、洗い物を減らせるし簡単なのでよくワンパン料理を作る。
ちなみにワンパン料理とは、鍋やフライパン1つで調理を完結させる料理を指す。
パスタの場合、最初にフライパンで具材やソースを作って、そこに茹で前のパスタと熱湯を入れるのだ。
昨日のナポリタンもそのように作ったのだが、これが間違いだった。
お湯を入れすぎた...。
というのも僕ね、パスタは束になってるやつじゃなくて1kg分ごっそりまとめて包装されてるのを買ってるの。
だから束数でパスタの量を把握することが出来ないし、かといって家に計量器があるわけでもない。
1食分と思って使ってるパスタの量が、実際にはどのぐらいの量かがわからないのだ。
そうなると、茹でるのに適したお湯の量も定かではないので
結果的にビッチョビチョのベッチョベチョになってしまったわけである。
そんでそれに付随する形になるけど
失敗②、パスタ多すぎた。
先ほども言ったとおり、パスタの明確な量がわからないので
まだ袋に残ってたやつを「だいたい1食分だよねえ!」とか言って全部放り込んだのだが
入れてみてわかった。
あ、これ3食分ある、と。
どう見てもフライパンからはみ出してる。
まだカッチカチのパスタがこんもりしてる。
こりゃダメだ。
はい、ダメでした。
汁っ気の多いビチャビチャな部分と、そうでない硬い部分との差がつきすぎてしまった。
んでまあとりあえず茹で上がってから急いで味付けしようとしたのだが
失敗③、ケチャップ全然なかった。
もうこれは論外だよねえ。準備の段階でのミスだもん。
大さじ4ぐらいしか残ってなかった。
だからありったけのケチャップを入れて味見してみたけど
うっすくて、まっずい。
最悪だ、終わった。
これはかなりの大ピンチ。
食べるのがしんどい未来を覚悟した。
しかし、ここでまさかの出来事が起きる。
成功①、お好みソース投入。
ふと視界に入ったお好みソースをダメ元でぶっかけてみたのだ。
そしたらこれが合う、合う!
めちゃくちゃ美味い!!
衝撃的だった。
あんなにまずかったビッチョビチョの薄味のナニカが
ビッチョビチョだけどコクのある美味しいナニカに進化したのだ!
お好みソース、おそるべし!
さらに奇跡は続く。
もうほぼ出来上がりに近いビッチョビチョのそいつに
仕上げで粉チーズをパッパッとふりかけようと思ったら
ドササァ!
キャップの開け方を間違えてどっさり入ってしまった。
やべべ!
焦ったが、もうどうしようもないので混ぜ合わせてると
しだいに水分が減っていって、ナポリタンが姿を現し始めたではないか!
そう、おそらく粉チーズが吸い上げたのだろう。
ということで成功②、粉チーズ爆がけ。
ビッチョビチョだったナニカは、めちゃくちゃ美味しそうなナポリタンへと変貌を遂げたのだ!
そしていざ食べてみたが、やはりその味はピカイチ!めちゃくちゃ美味しい!
もはやレシピなんて書けないぐらい紆余曲折あったが
結果的には最高のナポリタンになった。
短時間で数奇な運命を辿ったナポリタン。
何はともあれ、ハッピーエンドで良かったなと安心するぽてとであった。