「結婚できない男」
11/15(水)
天気:知るかあ!
昨日は一日中寝込んでた。
んでただうなされながら横になってるのもアレなので
「結婚できない男」を視聴することに。
そう、阿部寛主演のあのドラマ。
小学生の頃に再放送でチラリと観たことがあって、面白かった印象。
こういう時じゃないとなかなか連ドラって観ないからね、ある意味ラッキーラッキー。
まだ暗い早朝に第1話スタート!
(中略)
18時、最終話終了。
うん、イッキ見ですよ。
めちゃくちゃ良かったわ!
登場人物全員が魅力的なことって、ある?!
メインの桑野や夏美たちはもちろん
コンビニやレンタルショップの店員も、どこか人間味が感じられる描き方をされてて
この世界全体が好きになった。
前に「逃げ恥」を観た時も書いたかもしれないけど
嫌なやつがいない作品も、良いよな!
でも「結婚できない男」というテーマ、今のご時世で扱うとしたら非常に難しいだろう。
生涯未婚率は年々上昇しているらしく、最新の調査では男性28.25%、女性17.85%だそう。
近年では「おひとり様」への許容度というか、偏見・蔑視(それは言い過ぎか)もマシになってきてる気がするし
おそらく結婚に対するスタンスや、「結婚」の押し売りのような描き方は
そのままだと現代では受け入れられない部分もあるかもしれない。
放送されたのは今から17年前の2006年だから
17年間で世間の価値観はこうも変わるんだな、と実感。
もしかしたら、信介の生き方に共感する人も多いかもしれないよね。
とにかく今は、LGBTQや人種に限らず、価値観や幸福論についても多様性を認めるべき時代なんだと思うな。
ただそんな中でも、信介の母・育代の言葉で、すごく刺さるひとことがあった。
それは、結婚しないと言い張る信介に対して
「歳を取っていくと、自分を心配してくれる人がどんどんいなくなっていくのよ」
(文言が不正確なのはご容赦ください。)
という言葉。
これはすごく新鮮な視点だった。
物語の中でも、無自覚ながら信介の周りにはなんだかんだ信介のことを心配したり、見てくれてたりする人がたくさんいた。
よく「失って初めてその大切さに気づく」って言うけど
まさにそんな感じで、そういう人たちが自分のもとからいなくなって
初めて本当の「孤独」を知るのかもしれない。
その人の存在のありがたみを実感するのかもしれない。
僕も、家族や友人など、周りには僕を気にかけてくれる大切な人がたくさんいる。
感謝は比較的よく口にする方だけど
「居てくれてありがとう」とは、言ったことがない。
それは「居てくれる」ことがどこか当たり前で、慣れちゃってるからだろう。
だからその人たちがいなくなったときにどうなってしまうのか、今は想像もつかない。
つまり、信介も僕も、まだ本当の孤独を知らないのだ。
正直ちょっと不安を覚えたし、怖くなった。
と同時に、毎度口には出さずとも、周りの人たちへのありがたみは常に感じるべきなんだなと思った。
みなさんいつも居てくれて、見てくれてありがとう、と。
話は戻るけど、テーマに対する価値観は時代とともに変われども、作品としての良さはもちろん変わりません。
笑いあり、涙ありで、ところどころ考えさせられる、でも観た後は心があったかくなるドラマ
「結婚できない男」を、ぜひご覧ください!
※正直魅力は語り尽くせません!
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