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コミュ力を確実に上げる手法【アイメッセージを解説】
【悩み】
● コミュ力ってどうやって上げればいい?
● 自分の思いをうまく伝えられない
● ついつい、きつい言い方になっちゃう
「ぽてとさんの言い方ってきついですよね」
昔の僕はよくこんなことを言われて悩んでいました。
そんなとき、アドラー心理学の「アイメッセージ」という手法を知り劇的に改善しました。
本記事では、「アイメッセージ」「ユーメッセージ」の考え方を解説します。聞けば即実行可能なのに、多くの人ができていないコミュニケーションの大事な手法です。
アイメッセージを使いこなすことで仕事・プライベート問わず上手なコミュニケーションが取れるようになります。
アイメッセージとは
そもそもアイメッセージとは何か?を解説します。
● 正:i message
● 誤:eye essage
アイメッセージのアイ=私の意味です。
アイメッセージの逆はユーメッセージ(you message)です。
これはアドラー心理学で使われる表現方法ですので、心理学という学問的に提唱される「効果あり」と立証されたコミュニケーション手法になります。
アドラー心理学とは
アドラー心理学とは、心理学者「アルフレッド・アドラー」によって提唱された心理学で、日本では「嫌われる勇気」をきっかけに大きく広まりました。
アドラー心理学はビジネスシーンでも非常に注目されており、多くの著名人がブログやYouTubeといった媒体を使って解説もしています。
以下の記事で詳しく解説しています。
参考①:中田敦彦のYouTube大学
参考②:マコなり社長
アイメッセージを使いこなす2つのポイント
アイメッセージを使いこなすには「私」と「あなた」を意識することが重要です。
①:アイメッセージは「自分(私)」を主語にする
②:ユーメッセージは「相手(あなた)」を主語にする
たったこれだけです。
言葉にすると簡単なんですが、多くの人が「ユーメッセージ」を使いすぎという事実があります。
例えば以下のような例で想像してみましょう。
ポイント①:「私」を主語にする
● (私は)そんなこと言われて悲しい
● (私は)連絡がなくて心配してるよ
● (私は)そんなことして欲しくない
上記のように「私」を主語にして話すことをアイメッセージといいます。
ポイント②:「あなた」を主語にする
● (あなたは)なぜそんなこと言うの?
● (あなたは)なぜ連絡してこないの?
● (あなたは)なぜそんなことするの?
伝えたいことが同じ意味だったとしても、ユーメッセージを使うと「相手が主語」となり、相手を責めたような言い方になります。
対して、アイメッセージは「自分が主語」になることで「私」が何を感じているか、という言い方となり柔らかい表現をすることができます。
アイメッセージとユーメッセージを比較
前述の例のように、アイメッセージを使いこなすことで物事を柔らかい表現で伝えることができます。
ここで重要なのは、アイメッセージだろうがユーメッセージだろうが、伝えたいことは同じで表現が違うということです。どうせなら柔らかく伝えたいですよね。
アイメッセージのメリット・デメリット
アイメッセージのメリット
● 優しい表現になる
● 相手を尊重した言い方になる
● 自分(私)の気持ちを伝えることができる
アイメッセージのデメリット
● 相手によってはまわりくどいと感じるかも?
● 指示するような言い方はできない
あくまで自分の思いや主観を伝えることで、相手を責めるような印象は薄くなります。
相手側も自分を守る必要がないので、言われたことを素直に受け取ることができるのでこちらの言うことがストレートに伝わりやすいのがアイメッセージの特徴です。
ユーメッセージのメリット・デメリット
ユーメッセージのメリット
● ストレートな言い方になる
● 指示、支配、命令することができる
ユーメッセージのデメリット
● 相手を傷つけることがしばしば
● 自分(私)の気持ちが伝わらないこともある
あなたを主語にすることで、相手を責めたような言い方になるのがユーメッセージの特徴です。
「私の言っていることが正しい。言う通りにして。」といったように指示、命令のように聞こえてしまいがちです。
そうすると、相手も身構え、自分を守る姿勢を取るのでけんせつ的な会話ができず感情のままに会話することになりがちです。
日常生活でのアイメッセージの使い方
日常生活でのアイメッセージの使用例を2つ紹介していきます。
例①:夫婦の会話
夫婦の会話①:服が散らかっているとき
● (あなたは)なんで服を脱ぎっぱなしなの?
● (私は)この服を片付けてくれたら助かるわ
夫婦の会話②:仕事で遅くなる時
● (あなたは)夕飯がいらないならなぜ電話しなかったの?
● (私は)電話してくれたら夕飯を作らいで済んで助かったわ
例②:仕事での会話
仕事での会話①:部下に退職願いを伝えられたとき
● (あなたが)この時期に辞めると困るよ
● (私は)あなたに辞めて欲しくないよ
仕事での会話②:仕事を教えているとき
● (あなたは)なんで覚えられないの?
● (私は)はやくその仕事を覚えてもらえたら嬉しいよ
【体験談】アイメッセージでの変化
僕がアイメッセージを使い始めて感じたコミュニケーションの変化を紹介します。
僕は本業で管理職をしているので、部下や従業員に退職を伝えられることがしばしばあります。そんな時に…
昔のボクはこんなこをエラそうに言ってた
● こんな時期に辞められると困るよ
● 退職するって逃げげじゃない?
● ここで頑張れないとどうせ次の職場でも同じこと起きるよ
今思い返すとすぎくエラそうで嫌なやつですね。
でもこんな人結構いるんじゃないでしょうか?実際、僕の今の上司もこんな感じです。
しかし、アイメッセージの考え方を知ってから僕のコミュニケーションは劇的に変わりました。
今の僕ならこう言う
● あなたの意思は尊重するけど、(私は)あなたとまだ働きたいし、辞めて欲しくないよ
●(私は)もう少し一緒に頑張ってほしいよ
アイメッセージで伝えるようになってからは、実際に退職を踏みとどまる人が増えました。「本当かよ」と思われそうですが、事実なんです。
退職の意向を伝えに行ったときに「上司にエラそうに色々言われること」は上司と部下のタテの関係にありがちですが「私はこう思うよ」とアイメッセージを使うことで「人対人」ひとりの人間として対等にヨコの関係で会話することができます。
自分だったらどちらが嬉しいですか?
まとめ
多くの人がユーメッセージよりもアイメッセージでの伝え方に心を動かされます。
ユーメッセージでの伝え方は、命令や指示、その人をコントロールするような表現なのに対して、アイメッセージは、自分の思いを伝えることで相手に命令したり責め立てることはありません。
アイメッセージは意識ひとつで即実行可能ですが、多くの人がこれを意識していないか知りません。つまりユーメッセージを使っています。
アイメッセージは簡単に学べて即実行可能です。
是非、今からでも実践してみましょう。
それでは本記事は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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