1/1000000〜骨肉腫と戦う息子〜 「骨肉腫」
1ヶ月前、12歳の息子が骨肉腫という診断を受けました。
現在は病院で闘病中です。
息子は、この病気にかかり、既に2度の手術を受けました。
コロナの関係で、面会時間が限られ、夜はいつも1人。
小学6年生が毎日1人で夜を迎えています。
息子は「病気のことをみんなに知ってほしい」と言います。
理由を聞くと、
「普段、当たり前にやっていた、出来ていたことが、いかに大切であるかを知ってもらいたい」と。
涙が溢れ出ました。
1番辛いはずの12歳の子からそんな言葉が出てくるなんて…。
私なんかよりずっとずっと強い心を持っていました。
だからこそ、私はここで書き記していきたいと考えました。
息子のこと、私達家族のこと、病院での出来事、周りの反応、人間性…
時間がある時に書いていこうと思います。
地元の少年団サッカーへ入団
息子は3年生の頃からサッカーを始めました。
きっかけは「楽しそうだから」という単純な理由。
私自身も小さい頃からサッカーをやっていたので
息子のお願いはとても嬉しかったのです。
ただ、少年団では最上級生になると
親が役員として土日に動かなければいけません。
新たな付き合いや役員仕事の事を考えた妻は
あまり良い顔はしませんでした。
けど、息子のやりたい事は応援していこうと話し合い
地元の少年団に入ることに決めたのです。
周りに比べてスタートが遅かった息子は
当然何も出来ず、ボールがきたらただ蹴るだけ。
でも友達との週末はとても楽しく
特に同時期に入った友達とは
試合に出なくとも控えベンチで仲良く談笑していました。
控え友達の急な退団
その頃は、サッカーが上手くないというよりも
友達と遊ぶ感覚だったのではないでしょうか。
私的には試合にもっと出てほしいと思っていましたが
本人が上手くなりたいと思わなければ、
親がいくら訴えたところでどうにもなりません。
月日が経ち、5年生になる頃。
同時期に入団した同じぐらいのサッカーレベルの
1番の友達が急に退団することになりました。
息子はだいぶショックを受けていたので、辞めたいと言い出すのは目に見えていただけに、私は「自分でやりたいと言い出したことなんだから、卒団までは続けなさい」と先に言い訳をさせないようにしたのです。
嫌々ながらも週末を迎えつつ、
試合があっても数分間だけの出場の繰り返しの日々が続きます。