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2024春 断服式〜2023春のお買い物 1年後

先日、春の断服式を終えた。と言っても私の場合、随時「これは次シーズンには着ないな」と思ったものから(それなりに値がつきそうな時期を見計らって)フリマアプリに出してしまうので、正しくは「先日、出品していたものが全て売れた」。

今回手放したのは、自問自答ファッションに入門したての1年前、この記事にまとめた服のうちの2着。…おやおや、輪廻のサイクル早くないかね?ってか、他にももうすでに断服してるやつあるんだけどね?!

※この記事(単品有料)もマガジンに追加したかったのだけど、すでにアップした有料記事は無料にできないし、後から有料マガジンへの追加もできないようで…。ご興味を持ってくださった方、良かったら今回の記事で購入品についてお読みいただければと思います(写真のみ引き続きマガジンにて有料とさせてください)。

気がつけば、この記事からちょうど1年。これを機に、「2023春に買った服たちの1年後」をまとめてみてもいいんじゃないかと思った。自分の感覚としては、たとえそこまで長く着ていなくても全て「買って・着て・暮らしてみて良かった!」なのだけど、せっかくなのでもう少し丁寧に振り返ってみたい。

以下、購入時期は全て2023年2月です。

GUCCI

〔ヨルダーン〕 レザーホースビットローファー

大・大・大活躍。心から買ってよかった、愛してる

夏は足がむくんで、ホースビットに甲が当たってちょっと痛いな〜…な期間もあったけれど、秋は快適そのもの。冬はずっとブーツを履いていたので、春の足音を感じた先日久しぶりに出してみたら「…スリッパ?」と思った。そのくらい軽いし、柔らかくて靴擦れしたことは1度もない。なんなら最近、靴べらなしでも履ける。

1年で裏を1回張り替えた(街の修理店にて)。けっこうな雨に濡れたこともあるけれど、薄い紙を詰めて一晩立てて乾かし、翌日雨ジミの境目をぼかすように無色のクリームを塗り込んでみたらどうにかできちゃった。それを何度か繰り返した結果、多少の天候不順は恐れずガンガン履けるようになった。何事も、経験は強い。

「クリームはいらないです」という店員さんの言葉を信じて、お手入れはブラッシングのみで過ごすこと1年。でもさすがに擦り傷が気になってきたので、恐る恐る黒の靴クリームを導入。ビビりながらちょっとずつ塗ってみたところ、無事に新品同様の輝きを取り戻した。なんだ、塗っていいんじゃん!何事も(以下略)。

そんなこんなで堂々の2年目突入。この夏のむくみはどうだろな?

ENFÖLD

エラスティックジョッパーズ(ネイビー)

今回断服(2024年2月)。ちょうど1年着用…と思いきや、最後に穿いたのはもっとずっと前。購入当初はめちゃくちゃ気に入って多用。割とあっさりほつれたロックミシンは迷わず街のお店で直したし、いい感じに体に馴染んできてもいた。それを穿かなくなった理由は単純で、さらに気に入るパンツに出会ってしまったから

第一波は、Y's。衝撃を持ってお迎えしたブラック上下のきれいめモードなシルエットが大好きになり、クリーンでシュッとしたジョッパーズの出番は自ずと減っていった。また、9月に開始したアーユルヴェーダ生活のおかげで体型が変わり、サイズが徐々に合わなくなってしまったことも手が伸びなくなった理由だった。

そこへやってきた第二波、yee。本当に似合う色のパンツを穿くとトップスが何だろうと全身が光って見えるという衝撃体験の末、一度本気で似合う上下を手に入れて暮らしてみよう、とダークブラウンのパンツを注文。これがワイド気味なストレートだったので、用途の重なりそうなENFÖLDとの入れ替えを決意した次第だ。

だけど思い返してみれば、ENFÖLDジョッパーズは「私にもきれいに穿けるパンツがあるんだ!」と自信を持たせてくれて、これからはもうパンツで生きていこうと決めるきっかけになった1本。これがなければY'sでパンツを試着することは多分なかったし、yeeは言わばスーパー上位互換だ。これがなければ、今はない。

セレモニーシーズンが後押ししてくれたのか、無事に引き取り手が見つかり卒服。

ラウンドスリットシャツ(ブルー)

昨年末に断服(2023年12月)。色と形に惚れ込んで即決で買ったシャツ。本当に気に入っていて、初めてガールズさんやあきやさんとお会いした時もこれを着て行ったし、友人にも同僚にもよく褒められた。ニット派だった自分がシャツの良さに目覚めた1着だ。

手放した理由は、ひとえに素材(綿100%)。ワシにアイロンがけは無理じゃった…!それでも最初はバサッ!バサッ!!と親の仇レベルで振ってから干せば、ノーアイロンでもまぁイケた(と自分が思っていただけで周りからみればNGだった可能性はある)。でも、着用50回を超えたあたりから雲行きが怪しくなってきた。

全体的にくったりしたシャツは子を抱っこすれば一撃でしわっっっっしわになるし、襟の汚れもいよいよ落ちなくなってきた。色物だから煮洗いもためらわれる。限界を感じた末の結論は、「シャツはいい、だが綿100%はもうやめよう」

その後、Y'sとyeeで全くシワにならない最高のシャツを知ったこともあり、卒服。かなり使用感があったものの、引き取り手が見つかり驚いた。ENFÖLD、強い。

スリット クループルオーバー(グリーン)

昨年秋に断服(2023年9月)。これは早かったねぇ…。自問自答前はほぼいつもニット+デニムで過ごしていたので、ニットの上位互換として購入したもの。鮮やかな色出しとシルクコットンのなめらかな肌触りは、それまで多用していたプチプラ服とは一味も二味も違って感動しきりだった。

ただし(あくまで「長く着る」という観点からすればの話だけど)、袖の長さと素材の相性が今ひとつだった。手の甲が半分隠れる袖は大変可愛いのだけど、日常生活では支障が出てしまうので大体たくし上げていた。が、洗濯を重ねるうちに袖のリブが緩くなってきて、たくし上げても止まらず地味にストレスを感じるように。

そして、シンプルローゲージニットが自分の体型とはあまり合わないことに今更気がついた。私は基本的にTシャツが似合わないのだけど、多分それと一緒。上半身はコンパクトに収めるか、柄なりデザインなりで目眩しがないとバランスが取りづらい。これはロング丈かつシンプルデザインで、どちらも満たしていなかった。

そんなわけで、これ以上傷んでしまう前にお譲りしよう、と早めに卒服。でもこのニットのおかげで、これからはシャツメインで生きていこうと思えたし、ニットが着たい時はローゲージ以外・デザイン重視で探そうという指針ができた。

YANUK

Really Light ボーイズストレート"LEA"

ニット+デニムの上位互換、デニム編。これは今季もガンガン穿きます!

生地が「夏用」を謳っているだけあって、薄くて軽くて柔らかい。昨年、猛暑の真夏に穿いても全然暑くなくて、本当に本当に重宝した。この生地感はちょっと他所では見かけなくて(って特に探してもないんだけど)、すごく貴重で便利だなと感じている1本。淡いブルーの色合いも春夏の気分にすごく合う。

ただ正直に言うと、シルエットには満足していない。秋冬用デニムを買うときに複数ブランドを履き比べて、LEAよりキレイに見えるものが世の中にあるのを知ってしまったからだ。もしもこやつの後継を探す日が来たら、その時は時間をかけて広く探してみようと思う。もしくはdaskaでデニムを作ってもらうかだな!

BIRKENSTOCK

チューリッヒ ソフトフットベッド(トープ)

もー。最高。マジでさいこーーー。今季もガンガンのスタメン確定。

海沿いの街で暮らす民として、春夏は正直これが一番登用回数が多い。適度にゆるくて適度にちゃんとしてて、カジュアル全振りからちょっとしたお出かけまでカバー範囲が絶大。昨夏は、ガチのビーサン履く以外のシーンはほぼ全部これ履いてた。安心安定の履き心地も嬉しい。

1年履き倒しても意外とフットベッドがそこまで汚くなっていない(し、見えにくいデザイン!)。さすがに底ゴムが擦り切れて来てるけど、もう1シーズンは頑張ってもらうつもり。もう夏といえば猛暑だし、これがある限りおしゃれなサンダルには手が伸びない気がする。とはいえ、今年の夏の行動と気分は記録していこう!

ESTNATION

ウールモヘアダブルブレストジャケット(ネイビー)

今回断服(2024年2月)。すごく正直に言うと、「ようやく手放せた」。そもそも買った用途は、ENFÖLDのネイビージョッパーズと合わせた「なんちゃってセットアップ」用、兼、ライトアウターとして。結果、どちらの用途にも活用することはできた。その意味で不満はない。

でも、やってみたかった「デニム×紺ブレ×スカーフ」コーデが自分的にそこまでハマらず、以降色々試みるも、「紺ブレ」というアイテムが持つトラッド感が私の「なりたい」とは少し違うのかもしれない、とぼんやり思い始めた(当時は気づいてなかったけど、今思えば「抜け感」が足りなかったのかも)。

そして、室内ではしっかりした織りのジャケットは着ていると肩が凝って疲れ、さりとて脱げば寒いことも判明。割と早い段階でこれは断服候補か…?となったものの、後継に何を選べばいいのかずっとわからず、消極的な理由でクローゼットに残し続けていた。そして目が合うたびにモヤモヤ。

しかしこの春、薄手ジャケットとライトアウターを買うという決断に踏み切った。

Y'sのジャケット(とyeeのパンツ)があるなら「なんちゃってセットアップ」はもういらないし、sacaiがあれば他のショート丈ライトアウターは不要!と心から思えたので、この度ジョッパーズと合わせて卒服。こちらもセレモニーシーズンのおかげで無事にお嫁に行けました。

そんなところです。うん、やっぱり全部2024年の自分に繋がっているなと思う。見てるだけじゃなく、着てみたおかげで自分がファッションで目指す方向性に気がつけたし、自分の生活に沿った素材とかデザインって、やっぱり洗濯を重ねたり家事をしたりしてみないとわからない気がする。

卒業メンバー、ありがとう!ステイ組、これからもよろしく!!

以下、写真です。

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2024年から、有料マガジンとして制服化の記録をつけていきます。と言っても有料なのは写真部分のみで、文章自体はすべて無料でお楽しみいただけ…

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