❁両親の離婚と、その裏①

実父は、昨日の記事にもあるようなひとだったので、両親はとても不仲でした。
今でこそ離婚ってごく普通なことに思えますが、当時はまだまだ珍しいことでした。
(私の周りにも1人くらいしか居なくて、しかも学校でコソコソ噂されるようなものでした)

母も色々思うことがあったのでしょう。
そもそも何故そんなひとと結婚したのかと思いますよね。

付き合い自体は3ヶ月程度。
いわゆる、デキ婚だったんです。

そんな短期間で相手を見極められるわけもなく、しかもお腹に子どもがいるなら体裁もあって結婚せざるを得なかったんだと思います。
長く付き合っても相手を見極めることなんて難しいと思いますが、違和感には気付けたのではないかと思います。

ただ、母も「男の子が欲しかった」実父なので、男の子を産めば変わってくれるのではないかと期待したらしいのです。
運良く、弟が生まれました。
私が小1の時のことです。

私は兄弟姉妹が欲しかったので、とても喜びました。
当時、そのことを書いた作文が市の作文集に選ばれたこともありました。
でも残念ながら、実父が変わることは無かったのです。

結局、私が小6の時、母と自転車に乗っている時だったと思います。(記憶が曖昧ですが)
「ねぇ、離婚していい?」
と母から聞かれました。
私はすぐさま「いいよ!」と答えたのを覚えています。

普段から会話も無く、家族らしいことをした思い出も無かったので、実父への執着もありませんでした。
何より、私自身、当時は注目されるのが好きだったので、親が離婚すれば「悲劇のヒロイン」になれると思いました。
「可哀想なpotacoちゃん」という存在になりたかった。
そんなくだらない思いもありました。

そして、私が中1の時両親は離婚しました。
しかし、その裏ではとんでもないことがあったのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?