DXはデータの持ち方で難易度が変わる
DXするには、データを扱うことになる。
データといってもいろいろだ。売上データ、会計データ、見込み客データ、人事データ、勤怠データに給与データと業務に関係しそうなデータを少し考えるだけでこれだけ出てくる。
日々なにかしらのデータを扱いながら仕事をしているのだ。
人事データなどはSaaSなりパッケージシステムなりを入れていればデータベースにきっちり格納されているパターンが多いので、何かしら分析するためにBIツールなどを利用しやすいパターンが多いのではないだろうか。
というのも、データを正規化してデータとして扱いやすい単位で格納されているはずであるので、集計や加工がしやすい状態であるためだ。
データはきれいなデータばかりではない
人事データなどのバックオフィス系のはシステムが入っているケースは多いし、各社似たような業務が多いためSaaSやパッケージシステムで対応することが多いだろう。
しかし、それ以外で実務を行ってる方々は実はエクセルでデータを扱っている。自分たちでオブジェクトという名のテーブルのような表のようなものを作れるセールスフォースで扱っていたりもする。
ITエンジニア経験のある方が作成した場合はいいが、これらは手軽に扱えるので、エンジニア未経験の方でも扱える。そのため、人間が見て見やすい形式の表を作成しがちである。例えば、氏名を氏と名でわけた列で管理しないため、どこまでが氏で、どこまでが名か判断がつかずに加工に困るのが簡単な例だ。
よくあるのが、月次の予算の予実管理などで、列名が1月2月3月などの月名で列のヘッダを作っているパターンなどだ。
これらは確かにぱっと見た感じ人間にはわかりやすい。しかしデータとしては扱いにくい。
データは扱いやすさで管理する
何故扱いにくいかというと、まずは集計できない。正確には人の手を加えないと集計できない。例えば1Qの実績を集計しようとしたとき、1月から3月の実績の列は人でないと基本は判断できないので、エクセルを見ながら、このセルからこのセルまでをSum関数使って、と人がやることになる。
フォーマットが決まっていて必ずこのセルに1月の実績がある!という状態を守ればいいのかもしれないが、その表を作るのも人なので結局はつくる人次第。
これだと自動化しようにも、集計しようにもあまりできない。集計範囲変えたいときだって手作業で表をいじらないといけない。(転置してがんばればいいのかもしれないが)
人が見やすいのは表であって、データはテーブルで管理
今までの例で出てきたのは表であってデータを管理するものではない。データはテーブルで管理する。いわゆる正規化された状態でデータは管理しないと集計するにもBIツールでグラフ作るにもなかなかできないよ!ということ。
正規化ってなんぞや?と思ったかたはググったらたくさんでてくるのでこの機会に調べてみてはどうでしょう?大学入試でもプログラミングが必須になるらしく、そろそろ高校生でもしっているような内容になるかもしれないのでデータ扱う人は調べてみるといいかと。
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