豆皿の切手
先日、豆皿に絵付けをしてきました。
目白にあるブックギャラリーポポタムさんで開催された陶芸家esouさんによるワークショップです。
ポポタムさんの入り口↓
ギャラリーの中で開催されたワークショップ。
焼物の素地に、思い思いの柄を描いていきました。
これに、昔の7円切手の宝船を書こうと思い立ち、持参しました。
下書き用の紙にこんな感じかなと練習してみる。そのあとトレーシングペーパーで縁をなぞる。裏返しにしてなぞる。
簡単そうに見える形も、自分が描くとなんだか間延びする。あのディック・ブルーナさんだって「ミッフィーが実は1番むずかしいんだよ」と言っていた。
ブルーナさんは、いつもきっちり下書きをすることで有名だ。しかもトレーシングペーパーに鉛筆で。目の位置が少し違うだけでも表情が変わってしまうから。よしと思えるまで、何度も何度も、描き直しをする。そう、いま私はブルーナ。
そして、こんなふうに、素地に写す。
縁取りのギザギザのおかけで、なんとか切手に近づけたのではないでしょうか…
そして次に、このオレンジの液体をぬりぬり。こちらは元々透明な液体ですが、見やすいように先生が色をつけてくれていて、それでオレンジなのです。
そういえば、ここにきて初めて、本来のマスキングテープの使い方をしたな…と思いました。
そうそう、マステは元々この役割り。
右上の方ところ浮いてるので、この後そこだけ貼り直しました。(下手なくせに細かいところは気になる、素人あるある。)
このペタペタ塗ってるのが途方もなく楽しかった…
塗り終わった。もっと塗りたい気持ちをぐっと抑える。
そして乾かし…
塗りたい色を上からたっぷり塗る。マスキングテープ、大活躍。無かったら大惨事だ。
驚くべきことに、これは午後の部だったのだけど午前の部はこのマステを使わなかったそう。猛者である。(大苦戦が強いられ、その恩恵により午後の部はマステという知恵を得た)
また乾かす。
そして、端っこを道具を使ってぺりっと。
あ 本当にめくれる
よいしょ
びよーーーーん
おお… 綺麗にはがれました。
もっと剥がしたい気持ちをぐっと抑える。
そこに少しずつ色を入れていきます。
珊瑚に紅が入ったの、おわかりになりますか。珊瑚ですよそれ。
ほか、全体的にうっすらですが、色付けしていきました。
ひとまず、完成です。これをのちほど先生に焼いてもらうのです。
絵付けした状態のみんなの作品がこちら。
集まるとより一層切手らしくて愛せる。
切手をというより、それを愛する大人たちを愛する。切手は先人たちの想いと知恵の結晶なのだから。
ちなみに、先生の焼き上がり作品がこちら!
なんだこの美しさは…!先生最高です。このイカの切手もとても良い。先生のチョイスが最高です。
今回このワークショップには、手紙振興協会で講師もなさっているライターの友人を誘って参加してきました。
一緒にふわふわ、切手を見つめて思い思いの素敵さを追求できて、とっても楽しかったです。
終わってからお茶をして、何時間も話し込んでしまった。楽しい時間はあっという間。
先生から焼き上がりのご連絡をいただいたので、近々受け取りに行きます。
褒めていただき有頂天に。
元々の企画が素晴らしいのですけれども。
ありがとうございます!
出来上がったものはまたnoteでお伝えします。
手紙を好きになってから、点と点が繋がりいつしか線、そして面になっていき、様々なことを楽しめるようになりました。
これも、手紙を書く以外の効能だと思っています。
いつもお読みくださりありがとうございます。
またおたよりします。
それでは!