ポストコロナon-line会議 #12「秋冬にくるコロナ第2波に対してどう対応するか」
令和2年6月19日(金)、オンライン開催「第12回 ピンチをチャンスに大反転ポストコロナon-line会議」を開催いたしました。263名の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
開催報告
開催日時 令和2年6月19日(金) 19:00~21:00
参加者数 263名
#12 「秋冬にくるコロナ第2波に対してどう対応するか」
1.はじめに
開催趣旨説明
2.COVID-19による世界・日本の現状
世界・日本の感染者増加状況、コロナ対応策、他
3.「第2波に備えてしっておくべき身体のこと」
AI 和合クリニック院長長岡美妃先生
4.トークライブ:第2波に対してどう対応するか
21世紀の悟り人 令和哲学者 Noh Jesu先生&長岡美妃先生
5. 質問・ディスカッション(視聴者代表の方々)
6.感想・質疑応答
7. まとめ
インフォメーション
ナビゲーターの21世紀の悟り人 令和哲学者 Noh Jesu(ノ ジェス)、ファシリテーターの森 貴司(もり たかし)、共同発起人のAI 和合クリニック院長 長岡 美妃(ながおか みき)、ゲストスピーカーのファイナンシャルプランナー 田中 健吾(たなか けんご)さん、株式会社クラスデザイン代表取締役 今井カツノリ(いまい かつのり)さんに出演いただきました。
今回のテーマは「秋冬にくるコロナ第2波に対してどう対応するか」。新型コロナウイルスはまだ終わっていません。次来るであろう第2波について何を準備する必要があるのか、じっくりと考える会となりました。
1、はじめに
ファシリテーターの森 貴司による、開催趣旨説明がありました。以下、概要です。
「新型コロナウイルスにより世界がパニックに陥っています。そこに対して、正確な問題の診断・正確な処方を追及し、共有したいという思いで発足しました。問題を生み出したモノの見方「現実」から考えるのではなく、それらを一掃した「理想」から考えていきます。そして、体のコロナ(生命破壊)、経済のコロナ(生活破壊)、心のコロナ(尊厳破壊)という3つのコロナを同時に解決する英雄産業を創建し、世界をリードする日本を目指します。」
2、COVID-19による世界・日本の現状
世界・日本の最先端の状況を共有して理解を深めました。
世界感染状況:世界の感染者数800万人超え、ペース加速。
北京では再度感染者が出て第2波が来ているかと言われている。
EU域内での入国制限緩和本格化し、観光立て直しをはかる。
日本の新型コロナ抗体保有率東京0.1%、大阪0.17%という結果。
日本で接触確認アプリ利用開始へ。
3、「第2波に備えて知っておくべき身体のこと」
AI和合クリニック院長 長岡 美妃(以下、長岡 敬称略):新型コロナウイルスに備えて、体の状態や仕組みを知っておくことが必要だと思います。今回、重症感染者の30%で血栓ができていたケースがありました。これはどういうことなのでしょうか?実は、全ての病の1st triggerは慢性炎症です。
慢性炎症とは、くすぶるような軽度の炎症反応が続いている状態です。動脈硬化性疾患、メタボリックシンドローム、関節リウマチ、アルツハイマー、ガンなどの病気も、その中心には慢性炎症があります。
では、病気が起きる場とはどういうものでしょうか?私たちの体は、毛細血管と毛細血管の間にある細胞で酸素・栄養素の授受や老廃物がつくられたりします。ここの細胞に変性が起きて病気となるのです。細胞がウイルスに感染した時、白血球がウイルスをやっつけようとしますが、慢性炎症があると動脈硬化が起きて血管が詰まり、白血球が流れることができません。動脈側では白血球を送りたい供給過剰が、静脈側では詰まっていて流れない需要の枯渇が起き、毛細血管の場はエントロピーが無限大の状態なのです。これが免疫力低下を起こします。
第2波へ向けての予防・対策としては、敵(異物)の侵入経路を防ぐこと、そして慢性炎症を取り除き、毛細血管の需要と供給のバランスを戻して、エントロピーが無限大から0に戻して免疫力をアップさせることが重要です。
4、トークライブ:第2波に対してどう対応するか
長岡:Nohさんは資本主義も慢性炎症を起こしていると言いますが、それはどういうことですか?
Noh Jesu(以下、Noh 敬称略):資本主義も供給過剰で血栓ができています。ニーズ(需要)の開発がないからです。今の資本主義は、モノを開発するレベルです。これは環境汚染や廃棄物を生み出して、SDGsが不可能な状態です。商品もファッションを変えるレベルで、深い感動が起きません。
本来なら商品とは、問題を探して解決し、感動を生み出すものです。今までは体や生活が不便なことを便利にする技術・商品を開発して、体が喜ぶことで心が喜び、心が意味や価値をつけて集団知能を育ててきました。キーワードは、心が喜ぶ・感動することです。これからは体を便利にさせることではなく、直接心に働きかけ、心が喜び・感動する技術・商品を開発していくことですし、それが認識経済であり、英雄産業です。
長岡:今はもう体の不便さの需要がないところに、商品が供給過剰でパンパンだということですね。では、心の感動はどのように起きるのですか?
Noh:まず、心の感動が起きない原因を知ることです。体を基準点としていたら、脳のウイルスにやられている状態なので、心の感覚が生かされてません。心がスッキリワクワクすることです。
長岡:コロナ ウイルスよりも脳のウイルスが問題だということですね。英雄産業の英雄とはどういうことですか?
Noh:実は、人間は精神のレベルでは人工呼吸器をつけた状態だと言えます。ウイルスが何なのか?体がなぜ動くのか?自分が何なのか?もわらかないまま機械的条件反射で生きていますよね。科学万能主義では、因果に支配されていて、自分の意志とは繋がっていません。それはまるで人工呼吸器をつけて機械的に体を動かされているようなものです。だから今、哲学が必要なのです。モノで見てモノを開発するのが科学ならば、心で観て心を開発するのが哲学です。
長岡:医学でも体はモノとしてみていますね。でもそれでは医療の本当の問題の原因が見えないのです。このまま哲学なく医療が走っていくことには限界を感じます。
Noh:哲学は原因を啓発します。モノの見方を引いて引いて、全てを観察する認識を持つことです。認識対象の開発ではなく、認識主体を啓発すること。それが脳のウイルスを超えることですし、物理の因果の仕組みを理解して因果から自由になっていくことでもあります。だからエントロピー無限大を0にできるのです。高さエンジンではなく、Deep Engineを持つようにさせる哲学がこれからの経済を活性化させていきます。
5、質問・ディスカッション(視聴者代表の方々)
視聴者の中から代表で、田中 健吾さん、今井 カツノリさんと、ナビゲーター Noh Jesu、協同発起人 長岡 美妃を交えてのディスカッションが行われました。
田中 健吾さん
IT業界最大手、日本IBMにて15年勤務の後、ファイナンシャルプランナーへ転身。
第2波、第3波へ向けて、第1波で学び、得た情報を生かすことで乗り越えていけると前向きに捉えたいという田中さん。 Noh Jesuからは、Face to faceの時代が終わり、これからは“Heart to heart”の関係性をつくること、そしてHeart to heartをつくるための“IT”の準備が必要だという話がありました。
今井 カツノリさん
一級建築士。小中学校への出前授業やコミュニティスクール制度の委員、キャリア教育支援導入などに尽力。
これから個人主義ではなく共同体主義の時代になっていき、心の越境だけでなく、場の越境が求められると考え、建築やデザインを通して場の越境をした空間づくりをすることで、第2波、第3波が来た時に、人の居場所をつくりたいという今井さん。Noh Jesuは、そんな今井さんに、ぜひDignity共同体家族をつくってほしいと伝えました。ウイルスを除去する空間を通過して家の中に入る設計にして健康を維持しつつ、AIが真似できない深い交流ができる場がある家を提案されました。
短い時間の中でも新しいアイディアが生まれた濃度高いディスカッションとなりました。
6、Q&A
Q1.体の慢性炎症と経済の慢性炎症が同じとなぜ言えるのか?
長岡:医療だけでなく全てには、需要と供給という仕組みがあります。そして今の時代は供給過剰・需要枯渇というエネルギーの上にあるので、医療単独だけではなく、全てが一気に変わる必要があるのです。
Noh:全てはエネルギーの仕組みです。変化の仕組みであり、意識の仕組みでもあります。今は、ウイルスシステムでエントロピーが無限大の状態ですから、細胞システムに変わらないとエントロピー0にできないのです。そのためには個人の変化だけではなく、人間の集団知能全体が一気にジャンプを起こす必要があります。それができるのは日本だけです。
7、まとめ
長岡:医療だけでなくもっと目線を引いて、エネルギー全体が変わらないとダメだということがよく見えました。
Noh:今は、体の目で見たらものすごい危機です。世界大恐慌が起き、第2波、第3波はさらにひどくなります。けれど、危機に強いのが日本です。かつて原爆を2つ落とされた時も、相手を恨まず自らの力で復興しました。次、危機が来ても絶望しないでください。全体がひとつになって危機をチャンスにできます。心を技術化、教育化、商品化、産業化する英雄産業で世界を救済できる唯一の国が日本です。「今1で世界をせんたくいたし申候。」共に尊厳の時代を引っ張っていきましょう。
ライブ配信アーカイブ@YouTube
ポストコロナon-line会議
#12 「秋冬にくるコロナ第2波に対してどう対応するか」
on-line会議後の2つのお楽しみ!
1)21:10から60分間の参加型交流会やってます!
ポストコロナon-line会議後に、60分間の参加型(Zoom)交流会をご用意しています!出演者と皆さんと一緒に会議の内容をより深めていきたいと考えています。主催者一同、心より皆さまのご参加をお待ちし、交流を楽しみにしています。詳細とお申し込みは、WEBサイトをご覧ください。
2)オンラインコミュニティ場あります!
パーフェクトストーム(COVID-19、経済大恐慌、心の不安)が到来する今、全ての問題を一掃するポストコロナ時代の新職業・新産業・新経済を研究する参加型onlineコミュニティです。今私達にできることは何なのかディスカッションを行い、プロジェクト2つ(未来産業創出研究プロジェクト、日本式ロックダウン研究プロジェクト)を立ち上げ、実際に活動していきます。詳しくは、ポストコロナon-line交流会にて!
ポストコロナon-line会議@WEBサイト
ポストコロナプロジェクト2020@Facebook
インフォメーション
令和哲学チャンネル@YouTube
令和哲学カフェ
月曜日〜金曜日21:00〜22:30
世界基軸教育28日間プログラム
おわりに
当日の会に参加したみなさまから「本質的な問題を解決する産業が必要ですね」「令和の日本がどうなるのか希望を感じました」「自分と向き合うことが大切だと思いました」といった感想が寄せられ、実りのある会となりました。たくさんの方々のご参加ありがとうございます。
出演者
ナビゲーター(代表発起人)
21世紀の悟り人 令和哲学者 Noh Jesu(ノ ジェス)
ゲストスピーカー
ファイナンシャルプランナー 田中 健吾(たなか けんご)
株式会社クラスデザイン代表取締役 今井カツノリ(いまい かつのり)
ファシリテーター
森 貴司(もり たかし)
共同発起人
AI 和合クリニック院長 長岡 美妃(ながおか みき)
北海道2.0構想代表発起人 原田 卓(はらだ すぐる)
小林 隆人(こばやし たかと)
スタッフ
ディレクター 高橋 恵
サブディレクター 土岐 直美
企画 園田 誠一郎、井上 篤
映像ディレクター 目黒 秀綺
ビデオカメラ 中田 健一
配信スイッチャー 宮崎 羊子
音声ミキサー 浅利 翔太
スチールカメラマン 清水 真由美
Zoom操作 平井 まや、平井 健太、山下 恵未、小松谷 翔
YouTube配信 藪内 隆徳、樋口 智美
登壇者フォロー 小畑 多美子
スタイリスト 清水 瞳子
note記事編集 小水 嘉
システム運営 太田 啓之
WEBデザイン・マーケティング 池田 真梨子、三笠 惠美、若林 みき
WEB・Facebook編集 高村 博子、小田原 千草、西尾 佳子、大村 祐子、池田真梨子、三笠 惠美
監修 Noh Jesu(ノ ジェス)