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【映画】「レボリューショナリー・ロード」から学ぶ、人の目を気にして生きることの悲劇

・親や上司の期待に応るために、自分の目標を設定している人
・親や上司に適切に評価がもらえなくて、頑張りすぎている人


そんな、あなた!ぜひ、読んでみてください。
文字を読むのめんどう〜!という方はYouTubeをぜひご覧ください♪

【目次】
  1:物語のあらすじ①
  2:1950年代のアメリカ
  3:社会が「承認欲求」を支配
  4:物語のあらすじ②(ネタバレ有り)
  5:嫌なことは「 嫌! 」と伝える

レボリューショナリー・ロードは、『タイタニック』で有名な主演のふたりレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット が夫婦役で再共演した作品です。

このブログには、内容のネタバレを含んでおりますので、もし映画を見てから読みたい、という方はぜひまた後ほどお会いしましょう。

【1:物語のあらすじ① 】
舞台は1950年代のアメリカ ニューヨークの郊外レボリューショナリーロードにある小さな家に住む夫婦の物語です。
ニューヨークの会社に勤める夫 フランクと、かつては女優を目指した美しい妻 エイプリル、6歳の娘と4歳の息子。絵に描いたような幸せな一家は、当時誰もが夢見た「理想の生活」を手に入れていました。

しかし夫婦はしだいに、かつて抱いていた未来への希望や野心を捨て去ってしまったことに、気持ちが揺らぎはじめます。フランクは、エイプリルの妊娠を知って、責任を取るために結婚を決意したのです。
エイプリルは、どこかで見失ってしまった2人の本当の人生を見いだそうと
フランス パリへの移住を提案しますが、予期していなかった3度目の妊娠がわかり、事態が急変していきます。

【2:1950年代のアメリカについて 】
この物語の重要な鍵を握るのが、1950年代のアメリカ、という時代背景です。
当時、旧ソ連との冷戦状態にあったアメリカは、「豊かに暮らす」ということを消費に結びつけてイメージを拡散していきます。
郊外の家、自動車、食洗機や生ごみ処理機、テレビやステレオといった暮らしを豊かにするものが一般家庭にひろまり、「理想の暮らし」が人々の頭の中に知らぬ間にうえつけられていきます。

また、理想の女性像がテレビドラマから作り出され、たくさんの女性が家庭に入ることを最優先に考え始めます。
素敵な男性と巡り合うために大学に入り、結婚や結婚準備を目的に退学する人が、なんと6割にのぼったそうです。
この当時の女性は、自分らしさを家庭内での役割からみいだすこともとめられ、家事が「女らしさ」の象徴だと考えるようになり、不必要なほど完璧な家事を目指していきます。

【3:社会が承認欲求を支配する 】
いかがでしょうか。こんな時代があったなんて・・・女性の皆さんはきっと、嫌悪感すら抱くと思います。
でも、皆さんも一度は、人の目が気になって社会の理想他人の理想が、自分の目的だと、頭を支配されたことがあるのではないでしょうか。
・親や周囲に認めてもらうために良い大学を目指す
・安定した就職先を選ぶ、他人に否定された選択肢をあきらめる
・好きな人や家族に認めてもらうために無理をして女子力を上げる
・誰かのために自分を犠牲にする

人の期待に応えるために、頑張りすぎていませんか?

もちろん全部、周囲を無視することはできません。
大切なのは、それは本当に偽りなく、自分が幸せを感じる自分のやりたいことなのか、ということです。

人の目を気にして 誰かの期待のために、誰かに認めてもらうために、頑張ってしまうことをアドラー心理学では「承認欲求」といいます。
他人の評価や期待は、私に変えることはできません。
自分ではコントロールできない課題なのです。

気を許すと、世間は「こういう人が幸せ」というイメージを作り出して消費や人生のイベントに結びつけようとしたりします。自分でも気づかないうちに、毎日少しずつイメージを刷り込まれ、社会に承認欲求を支配されることがあるのです。

最近は、だいぶ偏見はうすれていますが、私もいまだに会社の上司に
『結婚しないのか?』
と聞かれたりします。
今の私には結婚願望がないですし、他にやりたいことがあるので、全く気にしていません。相手に理解してほしいとも思っていませんし、私を気にしてくれる上司に感謝したりしてます。
自分の幸せややりたいことがはっきりしていると、周りの声は自然と気にならなくなるものです。

【4:物語のあらすじ② 】(ネタバレ有り)
さて、だいぶ話がそれましたが、物語にもどりましょう。
フランクとエイプリルはどうなったのでしょうか?

彼らはまさに、時代の承認欲求の奴隷となってしまうのです。
フランクは、エイプリルの妊娠を知り、また会社で自分の評価が認められたこともあり、フランスに行くことを断念します。エイプリルは子どもをおろしてもフランスに行きたい!と何度も訴えるのですが、フランクにいいくるめられてしまいます。
そうしている間に手術で子どもをおろせる期限を迎えてしまいます。

我慢して我慢して、偽りの生活を続けることはつらいです。
無理して続けることはできません。

そして、ある日爆発してしまいます。

エイプリルは、子どもをおろす器具で自ら堕胎を試み、出血多量で死亡してしまいます。

【5:嫌なことは「 嫌! 」と伝える 
エイプリルはどうすればよかったのでしょうか?

繰り返しになりますが、私が他人を変えることはできません。
望まない環境が続きそうな時は、逃げるしかないんです。
最悪の結果を招く前に、離婚や子どもをおすことを決意する必要があったのだと思います。彼女は自立している美しい女性です。生きていればきっと何度でもやり直しができたはずです。
何よりエイプリルが追い詰められて、自分が何をしたいのか見えなくなっている様子が余計に悲痛に感じました。

とても悲しい物語ですが、とても深く考えさせられる映画でした。
ぜひ気になった方は、ぜひご覧になってみてください。

最後に、本当に大切なことは、「自分が何を楽しいと感じるか、何がしたいのか、自分でコントールできる課題に注力する」いうことです。

今回は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます♪
よろしければぜひ、コメントやリクエスト、ご意見等を
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今日もお疲れ様でした♪


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