2022/10/14 インタビュー@北本
13:00 Dさんインタビュー
今日はDさんにインタビュー。Dさんの話を聞くのは1年ちょっとぶりだ。当時のチラシや冊子をぺらぺらめくりながら、「懐かしいなあ。でも今もやってることあんまり変わらないんだよね」とつぶやいていた。
当時の運営事務局メンバーのこと、いつまでも続く企画会議のことなどを振り返りつつ、あのころの必死さについて語ってくださった。自分たちがやってるいることの言語化がうまくできない、それでも手数を多く企画を打って、とにかく何か残そうとする。そのためには「アートプロジェクト」ないし「アート」の枠をどんどんはみ出してゆく…。それくらいしないと意味がないと思っていたし、苦しくも楽しい部分であった、と言っていた。
インタビュー後1時間ほど雑談をする。カメラを止めるとインタビュイーも私も口数が増える。「北本ビタミン」の話の続きや、「アートプロジェクト」という言葉の限界について意見を交わす。「アート」とか「プロジェクト」とか言ってしまうことによって零れ落ちてしまうこと、伝わらなくなる活動があること。あえて活動を名付けないことで、住民の共感を得ることができることもある、など。
近頃私も、この映画をつくるための自分の動きに「プロジェクト」という言葉が似合わないなと思っていることを話す。「プロジェクト」は語源的に「前に投じる」という意味を持っているが、私がやっていることは「うしろを照らす」ことなんだよなと思う、と。これを聞いて、「それは地域を照らすことでもあるし、プロジェクトというより ”まなざす” とか ”みつめる” と言えるのかもね」と返してくださる。そうかもしれないと思う。
15:30 post へ
post に戻り遅い昼食。買い出しや作業をする。
19:00 たこ焼きパーティー
団地に住む同い年の子の家で、たこ焼きパーティーとお風呂を借りに行く。「友達とこういうことやりたいって話してるんだよね」とか「最近こういうこと動かしてみている」とか、最近の企みについて話を聞く。きっと10年前「北本ビタミン」に集まていた若者たちも、こんな熱量で語り合っていたんだろうなと思いを馳せる。
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