105 あの日達から一年
相変わらず、斜に構えるクセは消えていかないものだと思うことは多い。
心のなかで思うぶんにはどうってことないのだが、やはり昔はそれを年上たちにぶつけていたのだろうと自己を省みる。
一番興味のあった、bネッセの採用面接前、友人でも家族でもなく、学部事務室の職員さんから励ましの言葉をもらった
今でも大切にそのメールを残しているのだが、
その職員さんは、今年50歳になる年なのかな?元ホテルマンのイケオジで、いつも髪をピシッとオールバックにしてまとめている。穏やかな顔で、どことなく親戚のおじさんのような安心感があって、何度も何度もこの小童の能力を褒めてくれていた。同時に愚痴も聞いてくれていた。
自分の欠点を言ってもらえる機会というのは、学生中 稀であって、この方が伝えてくれた
「斜に構えて愚痴っぽいところ」
これを忘れずに今日まで生きてきたつもりです。
文化祭に行きますので、そのときまたお話しましょう。大して変わっていないよ、とまた言ってくれそうですね。
斜(ハス)ってる人
物事を斜めに見てしまうこと、ありますよね。
基本的に、ある出来事が素直に受け入れられなかったときに
「でもそれって、」「いや、でも」「まあ、そうですけど、」
という聞き心地の良くない枕詞とともに、可愛げのない言葉を続けてしまう。
先日、名古屋の千種にて「新入職員フォロー研修」なるものが開催された。2泊3日の研修。約半年ぶりに同期たちで揃える貴重な機会であった。
”入職してから半年が経ちました。今までの生活を振り返り、さらなる飛躍を叶えるためのフォロー研修となっており・・・”
とかなんとか、前向きな言葉がその要綱に書き連ねられていた。
そこでもハスり癖は出てしまい、
「いや、でもそうは言ってますけど、半年経って試用期間が終わるから、一人前扱いしていくぞ~優しくしねえぞ~っていう喝!的なメッセージ強めだよな」と心で唱える。
実際そのような意味合いもあるとは思うが、わざわざ斜めに見なくても良いんだけどな、と、別の自分が神の視点からそう囁いてくる。
繰り返すDisputation
千種での研修3日目。内容としては、「セルフリーダーシップ研修」というもの。
資料を丸ごと校舎に置いてきたため、今すぐに確認することはできないが、元来備えていたハスり癖をマイナスに捉えすぎなくても良いのでは?と思えた内容があった。
研修中、ABC理論とかいう名前の理論が紹介された。
ある出来事に対する、「捉え方」に焦点を置いた考え方である。
目の前である出来事が起こる。それに対してある感情や結果が招かれるとき、それは誰しもが同じことを感じ、同じ景色を受け取っているとは限らない。
では、それを達成させているものはなんなのだろうか。
答えは、「信念(belief)」である。
起こった出来事は不変のもので、そこに個々人による解釈が入ることで、招かれる感情や結果が変わっていくものだ、的な内容らしい。
さながら、
という関数のようだ。Bは人によって異なるため、”結果定数”, "感情定数"みたいな?
つまり、大事なのは、Bの部分。起きた出来事に対し、どうそれを捉えるかによって、芽生える感情等が左右されるという説明的要素の強い理論であった。
一度芽生えたCを変更するために必要な操作としては、D(Disputation:反論)を入れ込むということ。
出来事Aが見えたときに、すぐ掛け算を行いCを導いてしまったならば、
この手順で解釈を変えてしまえというものであった。
反論(Disputation)とは何も、その物事を言い返すとか、腐すというだけのことではない。
「その結果って、ほんとにそれだけなのかな?」と立ち返ってみる姿勢のことだ。
仕事に落とし込むのなら、お客さんがクレームのような内容を伝えてきた際に、「どうしてこの人はこのように考えたのだろうか。自分はそう考えないけれどな。なんでだろう。」と、しっかりと”反論”の姿勢を取ることが大切だ。
昔から、ハスり癖のあった自分にとってはこの理論がすんなり受け入れられた。
直さないとなー、と密かに思っていた斜めに見る態度。
使い方によっては、良い方向に作用するのだなと実のある研修内容でございました。
当たり前を疑い、疑問を投げかける。
試用期間が終了し、徐々に職場に浸透していく中ではあるが、現場にて自分が一番若いのは、あと半年変わらず続いていく。
その視点はなかったよ!と、ハスりが良い効果を生むように明日からも頑張りたいと思います。
もう一つ、仕事のモチベが上がった出来事はまた次回に👋
今日もおつかれさまでした。ぼちぼち頑張りましょう。
おしまい。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?