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102 コーヒーフロート裏側の世界

 想いを書き残すという行為に誉れを感じ、自分なりに続けてきたこの活動も、徐々に終わりが見えているのだろうか。

 気持ちの整理をする時間と心の余裕が十分に取れるときにしか、自分と向き合いそれらを言語化できないと考えてた。

 社会人になってからは、湧き出る思いだらけだけれども、機動力の両輪は増減を繰り返すばかり。

 先の見えない戦いが始まっているような感覚に陥ることもあるが、今私はどこに向かっているのだろうか。


 出先のカフェでこれを書いているのだが、その出先というのは、高知県南国市。

 昨日、旧友を訪ねた。彼は東京から遠く離れたこの地で一人暮らしを謳歌?していた。

 そこには、高校時代同じ教室で同じ立場で、受験という悪魔へ足並みをそろえて行進していた姿の面影はあまりみられなかった。

 明確に自分の将来を考え、社会人デビューを大いに成功させている誉れが輝いていた。

 すべてが望んだ結果ではないだろうが、堂々と自分視点での人生が始まっていた。

 いつの間にそんな変化が起きていたんだ?!



 個人用PCを使う機会はめっきり減り、このサイトを立ち上げたのも数カ月ぶりであった。

 わざわざトランクケースにこのパソコンとマウスを入れて遥か高知へやってきたのに、マウスが故障していた。

 気づかずうちに感度が悪くなったのか、カーソルは動くのにクリックが反応しない。

 久しく触れていないものが思いもよらぬ変化を遂げていることは往々にして起こりうるだろう。

 先ほど注文したコーヒーフロートも、グラスの反対側に目をやると、溶けだしたソフトクリームがコースターへと溜まっていた。

 あ、気づかないでごめん。

 そんなことを思い可能な限りスプーンでもとに戻そうと努めてみたが、もう手遅れだ。


 環境の変化に気づかず、あとになって後悔するような人生だけは、、、、、

 それだけは強く思った、この1.5日でした。

 コーヒーフロートとマウスによせて。

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