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名作と呼ばれる映画を色々観た

仕事を一旦ストップして、自分の為の時間を作ってみた。せっかく時間もあるし、名画座に通うおじいさん達のように映画を観るぞ!と意気込んで色々観た感想です〜

『ティファニーで朝食を 4K』(1961)アメリカ

アイマスクをしながら眠るヘップバーン

有名すぎるこの作品。映画館で4K版を観れるのが嬉しい(かなり画質もきれいだった)
隣の部屋に引っ越してきた作家の男性と、じわじわ恋愛関係になるっていう。00年代の日本のドラマにもそんなストーリー色々あったよな〜。
とにかく、ヘップバーンと一緒に暮らしているネコくんがラストまで名演技を繰り出してくるので、ハラハラしながら観た🐈そしてテーマソングがヘップバーンが歌う、『ムーンリバー』なのですが、この曲が節々で流れます。少々キレの悪いストーリーが進む中、いいポイントでこの曲が映画を底上げしてくれているな〜と観ながら考えていました。(観ながら考える余裕がある映画) アパートの一室でのパーティーシーン、人が多過ぎて怖いけど楽しいシーンだったな〜🌝

『軽蔑 60周年 レストア版』(1963) フランス

屋上に佇むブリジット・バルドー

この映画も映画館で観た。ゴダール映画はポツポツ観ているけど、いつもシュールだな〜と思っていて。でも今作は人物の感情の移ろいが見応えがあった。なんといっても青い空バックに目や鼻に色を塗られた石膏像がバーンとアップで映るシーンに軽くショックで、大人しく観るしかなかった。(自分が美大出身という事もあって、受験課題で散々石膏像デッサンをしていたという背景あり)石膏像になんで色を塗るんや🎨。。。あわわわ。。。あと、画像にも載せた別荘の建築が凄かった。逆三角形型の屋上から階段で降りてくるブリジットのオーラ。。。どうやって建てたんだよーと思う位、断崖絶壁に建つ別荘。もう誰かここで死ぬんじゃないかとソワソワしてしょうがなかった美しい映画。

『太陽がいっぱい』(1960) フランス/イタリア

フラ・アンジェリコの画集の話をするシーン

アラン・ドロンの顔が強くてびっくりしてしまう映画。2度の殺人シーンはどちらも力技って感じで良いシーンだなあ!と思った(殺された人間の重量感・ボートに繋がれて流されている所が良い)あと、登場する衣装が良い生地・仕立てのものばかりで観ながら恐縮。。。服に恐縮。。。自分の好きなシーンは、市場をうろつくシーンで売られているエイの顔のアップが映る所です(3連続)顔が強いアラン・ドロンとかわいく間抜けなエイの顔。。。ギャップが凄くて思わず笑うシーンだった〜。全体的に自分の教養不足って感じが凄かったので、パトリシア・ハイスミスの原作を読んでみたい。(頭の中では石原裕次郎が海で暴れていた🌊)

『裏窓』(1954) アメリカ

ドールハウスみたいなセットが楽しい!

この映画については大学の座学の授業で観た記憶があって、久しぶりに観れた。大学生の時は自分も若いから主演2人の人間関係についてよく理解できなかったけど、今ならジェームズ・スチュワート演じる中年男性のこの煮え切らなさ・情け無さが分かる。(あんたに何が分かるんだ)
グレース・ケリーの50sスタイルが決まりすぎていて、こちらも恐縮するというか、こんなおしゃれして弱ってる恋人の家に行く勇気。。。(仕事で絶好調のグレース・ケリーと骨折して身体も心も弱っているジェームズ・スチュワートのパワーバランスが凄い)裏窓からご近所の様子を盗み見しているシチュエーションによってサスペンスの面白さが凝縮されているし、みんなにおすすめできる〜。落下シーンの顔が面白い。ヒッチコック作品もっと観たいな!

『街の灯』(1931) アメリカ

いまにも自殺しそうな男を止めるチャップリン

初めてチャップリン映画を観た!サイレント作品なので劇中は音楽が流れて、セリフが入る時は画面が切り替わるスタイル。とにかく動きと表情、音楽と効果音でこんなに豊かな映画が作れるのかあ〜と学生のような気持ちで観た。終始面白いのだけど、自分の好きなシーンは画像にも入れた、川で男と出会うシーン。川に居た男は、重りの入った袋を自らに巻きつけて川に飛び込もうとしていて、その様子をみたチャップリンがかけよります。何故かチャップリンが川に落ち→その様子に焦った男も川に落ちる→2人が岸に這い上がる。緊張感のあるシーンのはずが、この一連のシーンが2回繰り返される事でコメディーと化して悲劇が喜劇に変化する。(すごい〜)このシーンの他にもボクシングのシーンとかヒロインとの会話など見どころが多くて楽しい映画だったのでまた観たい〜!チャップリンすごい〜!

『エンドレス・サマー デジタルリマスター版』
(1963) アメリカ

画面いっぱいの波!サーフィン!迫力!

観る前はサーフィンしながら恋愛でもするんかな〜くらいのポヤポヤした考えでいたので、観たらびっくり!終わらない夏を求めたサーフィン世界旅行記だとは!!(またもや自分の教養不足にぶち当たる)🏄ザブーン
アメリカ西海岸〜アフリカ〜オーストラリア〜ニュージーランド〜タヒチ〜ハワイのサーフィンの旅。国によって、地形もサンゴも岩も波も違う!映画館のスクリーンいっぱいに映る波、サーファーの勇姿をずっと観られる映画だった。(サーフィンについて無知でも楽しい)ザザーン🌊

『イージー★ライダー』(1969) アメリカ

南部の謝肉祭を観光するシーン

ヒッピーのイメージよりも奥田民生の曲が先に流れてきてしまう自分に絶望。映画を観て60年代のヒッピーに対して自分がよく分かってない事が判明した。(私が知っているヒッピーは70年代のフラワーチャイルド系が多いイメージ)この映画の主演2人はドラッグで儲けたお金で南部へバイクの旅をしていて、南部へ行けば行くほど自由を謳歌している故、現地の人達からヤジを飛ばされる。途中に立ち寄ったジーザス・ムーブメントな雰囲気のヒッピー村でも絶妙に馴染めない様子だった。ラスト間際で女性を連れて謝肉祭を観光するシーンも謎のリアリティーで溢れていて、ドラッグは常習してるけど決してハッピー野郎な映画ではなかった。ラストまで観て、説教くさくない謎の解放感を感じれたのが良かった🏍️


以上7本の感想でした〜
結構古い映画ばっかりだ!
また、まとまったら映画の感想を書こう。

歴史とか背景について、自分は全然分かってないというか。分からない事が多いのだけど、分からないなりにぶち当たっていきたいと思う〜
🏄ヤー

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