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【子育てアドバイス】褒めて伸ばすって良いこと?メリットと注意ポイントを解説!

はいこんにちは!
本日は、「子育てアドバイス」の回です。

「褒めて伸ばすこと」について解説していきます。

日本は昭和から令和にかけて、教育方針を大きく変えてきたということが言えるでしょう。

昭和〜平成初期までは「叱って伸ばす」スタイルがメインでしたが、平成中期〜令和にかけて、「褒めて伸ばす」スタイルが確立してきました。

しかし、今子育てをされている大半の人は、叱られて育ってきた世代なので、教育の仕方について戸惑うところもあるかと思います。

そこで今回は、「褒めて伸ばすこと」によるメリットと注意点を解説していこうと思います。皆さんの子育ての参考になれば幸いです。

私のプロフィールはこんな感じです。

・一浪して「国立難関大」に進学
・大学院の研究科を主席で修了し、奨学金211万の全額免除をもらう。
・毎年倍率15倍の教員採用試験を一発合格
・公立高校の正規教員
・現在、偏差値70越えの私立中高教員
・英検準一級保有(専門は英語ではないです。)

それでは早速見ていきましょう!

1. 褒めて伸ばすメリットその1「学習意欲の向上」

1つ目のメリットは、「学習意欲の向上」です。
これは教師をしていてかなり感じることですが、褒められると子どもはやる気になります。

1つ問題が解けたタイミングで、「おお、やるじゃん!」などと声をかけると、嬉しそうな顔をして次の問題に取り組んでいきます。

人によっては、そのまま家でも一生懸命頑張って、家でやった成果を後日報告しにきたりします。

そういった子は、定期試験の点数も飛躍的に伸びます。
そしてまた褒めることにより、最高の好循環が生まれます。

まずは褒めることで、学習意欲の向上を狙いましょう。

2. 褒めて伸ばすメリットその2「自己肯定感の向上」

2つ目のメリットは、「自己肯定感の向上」です。
ずっと褒められてきた子は、自分にそれなりに自信があったり、自分のことが好きだという傾向が強いです。

反対に、叱られてばかりで育ってきた子は、自分に自信がなかったり、自分はダメなやつだと考えている傾向があります。

親や教師が褒めてあげることで、少しずつ自分に自信がつき、自分のことが好きになっていきます。

そして自分に自信がつくと何が良いかというと、「挑戦する」ようになります。

人間が何か成果を出そうとするには、挑戦をしなければ始まりません。

自分にはできる!と思っているからこそ、一歩重い足を踏み出すことができるのです。

そのためには、自分を肯定できなくてはいけません。

そしてその肯定ができるかどうかは、継続的に褒められていたか、叱られていたかの違いになるのです。


3. 褒めて伸ばす注意点その1「過剰に褒めてはいけない」

さて、次は注意点です。
注意点の1つ目は、「過剰に褒めてはいけない」ということです。
なぜなら、過剰に褒めすぎると、「勘違いワガママ野郎になる」からです。

何にも行動しないし、全く勉強しないのに、やたらと自分の権利だけは主張する子どもがいます。
というか、私の体感ですが最近すごく増えてきています。

こういう子たちは、「過剰に褒められる=甘やかされている」ケースが多いです。

甘やかされすぎると、子どもは「勘違い」をし始めます。

世界は自分中心に回っているかのような言動をし、深く考えない言動により他者を傷つけたりします。

勉強も「したくないからしない」という風に、その瞬間その瞬間の自分の快楽を優先するようになってしまいます。

褒めることは大切ですが、甘やかしすぎるのとはまた全く別の話です。

何事も過剰にならないように注意しましょう。


4. 褒めて伸ばす注意点その2「テキトーに褒めてはいけない」

注意点の1つ目は、「テキトーに褒めてはいけない」ということです。

子どもは意外と敏感です。
「あ、この人今、褒めようと思ってテキトーに褒めたな。」
というのは、結構読み取られます。

したがって、何でもかんでも褒めてはいけないということです。

きちんと褒めるべき行為や結果があって、その行為・結果について褒めてあげてください。

中学受験間際の小学生に、「今日も机に座れたの?えらいね」といっても、さすがに的を得てません。
「無理に褒めてくれたな。」と勘づかれます。

「今日も目標の〇〇時間勉強できたの。毎日継続してえらいね。」というように、その子の状況にあっていて、かつ実際に行った行為に対して具体的に褒めてあげてください。

そうすることで、子どもの心にもより響くようになります。

5. 褒めて伸ばす注意点その3「誰かと比較をする褒め方はしない」

注意点の3つ目は、「誰かと比較をする褒め方はしない」ということです。

なぜかというと、誰かと比較する褒め方を続けていると、子どもは誰かよりも優位に立っていないと、自己肯定ができなくなったり、自身の存在価値を認めることが難しくなるからです。

よくありがちなのが、十分勉強ができて偏差値の高い大学に行くことができる子が、自分より成績が上の人を見て、常に落ち込んでいるという状況です。

比較がクセになると、本来良い結果と考えられるものが得られていても、幸福感や自信を感じられないようになります。

それでは、幸せな日々を過ごしているとは言えないでしょう。

また、現代はSNSが発達し、少し調べれば、あらゆる分野で自分より上の成果をあげている人はいくらでも見つけることができます。

それで一喜一憂していたら、自己肯定なんて絶対に育むことができません。

他人と比べるのではなく、
「結果やそこに至るまでの過程が自分にとってどうだったか。」
「以前の自分と比べてどのように変わっているか。」

などに焦点を置いて、褒めてあげることが大切です。

他者との比較はドーパミンを刺激することには向いているので、たまに取り入れるのは良いかもしれませんが、メインになってしまうと必ず悪循環に陥ります。注意してください。


いかがだったでしょうか。
皆さんの子育てに少しでもお役に立てれば幸いです。

他にも子育てに役立つ記事をいくつか執筆しています。
興味がある方はこちらもぜひご覧ください。

それではまた明日!

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