【あなたはギバー?それともテイカー?】他人とうまく付き合うためには #1
学校生活を送る上で、切っても切り離せないものは何かと言われると、それは「人間関係」でしょう。
そして人間関係は、学校生活だけでなく、会社や地域などでも続き、多くの人にとって人生において切っても切り離せないものとなるでしょう。
世の中にはいろいろな人がいます。
他人に親切にできる人もいれば、他人のことをいかに利用しようとばかり考えている人もいます。
いろんな人がいるからこそ、良い人たちと付き合い、周囲の人と良い関係を築いていきたいものです。
そこで今回は、周囲の人とうまく付き合うことができるように、人間は主に別れる3つのタイプについて説明します。
皆さんの人間関係がよりよくなるお手伝いができれば幸いです。
1. ギバーとは
まずは、人間関係における1つ目のタイプを紹介します。
1つ目のタイプは「ギバー」と呼ばれます。
英語では「Giver」と書き、直訳では「与える人」という意味です。
ギバーはその名の通り、周囲の人に親切に接し、何かを与えることを厭わない人です。
友達の誕生日を覚えていて、ちゃんとお祝いをしてあげたり、困っている人がいたら、進んで声をかけていくことができます。
まさに「模範的な人」と言っても良いでしょう。
学校などの教育現場でも、このような生徒の先生からの信頼度は抜群です。
学校は勉強についてもうるさく言いますが、同時に
「人間的にも育ってほしい」
という思いがあります。
ギバーはまさに「模範的な人」という表現がピッタリでしょう。
2. テイカーとは
次にご紹介するのは、ギバーとは真逆の存在「テイカー」です。
テイカーは英語では「Taker」とかき、意味は「奪う人」とか「搾取する人」といった意味があります。
すでに嫌な感じですね。
その名の通り、テイカーは関わる相手から、できるだけ自分の利益となるものを奪い取ろうと考えています。
与えられるだけ与えられて、自分は何一つお返しをせずにその場を立ち去るという何とも解し難い存在です。
皆さんも自分の利益のみを最優先させて、人には何も与えないというような人をこれまで何人か見たことがあるのではないでしょうか。
大体そういう人からは、周囲の人は離れていく傾向があります。
学校現場においても、テイカーのような子は先生からも好ましくは思われていません。
やたら権利だけを主張して、自分のやりたくないこと、めんどくさいことは放置すると言った子がその気があります。
自分の子供はテイカーにはなってほしくないですし、テイカーに搾取されるような目にもあってほしくないですね。
3. マッチャーとは
さて、最後にご紹介するのは「マッチャー」と呼ばれるタイプの人です。
マッチャーの特徴は、ギバーとテイカーの中間の性質を持つということです。
つまり、「自ら進んで与えることはそんなにしないのだが、他人にしてもらった親切な行為に対するお返しはきっちりするよ」というような人たちなのです。
非常に合理的・論理的と言えるような行動パターンです。
日本のお返し文化を考えればわかりやすいかもしれません。
・とにかく何でも家に持ってきてくれる人は「ギバー」、
・自分からどんどん持っていくわけではないが、もらった際にきっちりお返しは送る人が「マッチャー」
・もらうだけもらって、お返しを全くしない人が「テイカー」ということになります。
いかがだったでしょうか。
あ、自分テイカーかも!と思った人は、行動をすぐに変えるべし!
と言わせていただきたいです。
明日は、
「じゃあ成功する人は3つのうちどれなの?」という話をさせていただきます。
皆さんのお役に立てれば幸いです。