【レシピ】フィリピン式のお弁当に、我が家の簡単ツナシシグ
フィリピンにも学校や会社に昼ごはんを持っていく、弁当文化があります。
日本のお弁当ともアメリカのランチボックスとも違う、フィリピンのお弁当はバオン(baon)と呼ばれています。
携帯しやすさや冷めても美味しいメニューかなどはあまり重視されておらず、タッパーウェアと呼ばれている保存容器に入れて持っていく家庭のご飯、といったスタイル。スープたっぷりのおかずでも案外みんな気にせず持ってきます。
例えば、一つのタッパーウェアに白ごはんを入れ、もう一つのタッパーウェアには酸っぱいスープシニガンを入れていき、食べる時にそれぞれレンジで温めると言う感じ。
もしくは、白ごはんに目玉焼きと焼揚げたスパムなどシンプルなおかずも多いです。
私のフィリピン人の旦那は日勤の仕事をしています。
会社でお昼ご飯を買うこともできるのですが、以前勤め始めた頃に会社で買った弁当があまり口に合わなかったようで、ずっとバオンがいいと言われました。
それからは毎日お弁当を持って行っています。
1時間きっかりの休み時間で15分のお昼寝をしたいので、食べやすいものがいいというのが彼のリクエスト。
私は朝からあまりいっぱい品数を作れないので、実はちょっと助かっています。さっと食べれて、ボリュームがあればOKらしいのです。
そこでよく登場するようになったのが我が家の簡単シシグ。
シシグ(Sisig)といえば、有名なのはコリコリする豚の顔や耳などを使ったポークシシグなのですが、日本のスーパーではその部位はなかなか手に入らないし、作るのに時間がかかります。
そこで簡単でお手頃なツナ缶を使ってお弁当にツナシシグを作るようになりました。
弁当箱に敷き詰めた白ごはんの上に、このツナシシグとスクランブルエッグ(もしくは目玉焼き)を載せれば、ボリューム満点フィリピン弁当の完成です。
15分でできるので、是非お弁当にお試しください。
食べる時は温めて、ご飯と混ぜながら食べるのがおすすめ。
材料
・ニンニク ひとかけ
・玉ねぎ 1/8個
・鷹の爪もしくは生の赤唐辛子 1本
・ツナ缶 1缶
・酢 大さじ2
・塩 ひとつまみ
・醤油 お好みで小さじ1(なくても可)
・コショウ 好きなだけ
・サラダ油 大さじ2
作り方
1. ニンニクと玉ねぎをみじん切りします。
2. 油を敷いたフライパンに、ニンニクと玉ねぎを入れて焦げないように中火で炒めます。
3. 油もしくは水を切ったツナを加え、ツナが玉ねぎとニンニクと馴染むまで中火で炒めます。
4. キッチンバサミで鷹の爪を輪切りにし、そのままフライパンに加えます。
5. 塩コショウと醤油を加え、軽く混ぜます。
6. 強火にして一気にツナに香ばしさを出します。
7. 熱々のフライパンに酢を加えて、さっと酢を飛ばし混ぜたら完成。