組織のメンタルヘルスケアの大切さ
わたしは、組織で働いていたときに大きなメンタルヘルス不調を2度ほど経験しています。
幸い、個人事業主となってからは、メンタルが弱ることもなく、楽しんでその仕事ができているので、僕は組織の中で仕事するのが向いていないキャラなのかもしれません。
それはさておき、メンタルがやられると本当につらいもんです。
とくに職場となると、基本的に毎日出勤しなければならないので、逃げ場がないですからね。
この稿では、メンタルヘルス不調が世の中からなくなることを願って、記事を書いてみたいと思います。
原因はストレス、悩み、不安
厚生労働省が公表している「労働者の心の健康保持増進のための指針」では、メンタルヘルス不調はこのように定義されています。
すごくわかりにくいですが、キーワードは「ストレス」「強い悩み」「不安」です。これらによって、生活がうまくいかなくなるのが問題なのです。
ストレスってなんだろう
ストレスは「外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態」のこと。この刺激はネガティヴなものとは限らず、結婚や昇進など、世の中的には喜ばしいことも含まれます。
そういえば、わたしが係長になって新しい職場に行ったときも、緊張してストレスを感じていたなあ(ちなみに、そのときはメンタルヘルス不調には至らなかったと思います)
このストレスの刺激を浴び続けていると、耐えられなくなって、うつや不眠、頭痛など、心と体に現れてしまうというわけですね。
誰にでも起こり得るこころの不調
ストレスは、日常生活を送る中でどこにでも存在しているものです。特に、一日の大半を費やす労働時間中のストレスは、わたしたちの健康に大きな影響を及ぼして当然ですね。
厚生労働省の調査では、労働者の58%が、仕事で強いストレスを感じたと答えたということです。
わたしがメンタルヘルス不調になったときは、半数以上の人がストレスを感じているなどということは知らなかったので、なぜ自分だけこんなにつらいのかと思っていました。
誰にでも起こるものだと思えば、流行り病にかかったくらいでやり過ごせたかもしれません。
逆に企業は、半数以上の人がストレスを感じるということを心に留め、メンタルヘルス不調に至らないような職場環境づくりをしていかなければならないと思うのです。