世界1にむけて大きな一歩

 ついに!ついにですよ!!

日本にフェンス常設のブラインドサッカーコート!!


マルイグループさんホントありがとうございます。
日本は国として動くのはハードルが高いから今までなかなか実現しませんでした。パラリンピック専用トレーニング施設ができてもブラインドサッカー専用コートはつくられず・・・。
まぁ、いろんな条件もあるのでしかたなかったのでしょう。

 そういう意味では民間企業のほうが動きやすいと思います。
熱く語る前にこの記事を読んでください。



 マルイさんとはつきあいが10年以上になりますね。

思い出


ぼくもマルイさんの社員研修のために北千住店だったかな?

本社の人と一緒にサプライズ買い物して店員さんの対応をどう感じたかとか
もっとこうしてもらったら買い物しやすいとか意見させてもらったなー。

 あと、川崎店の屋上にフットサルコートがあったからブラインドサッカー体験会したり、

有楽町マルイできーちゃんこと北澤豪さんとトークショーさせてもらったりと
すごくご縁をいただいているんですよねー。


専用コートができたメリット


 このコートができたメリットはすごくあります。
いくつかわけて話しますね


強化


まずは強化面から。
世界でブラインドサッカー専用コートをもっていないのは数えるほどじゃないでしょうか?
世界大会に出場する国にはほとんど設置されています。
王者ブラジル、アルゼンチンをはじめ、イングランド、ドイツ、スペイン、中国、韓国などなど。
遅ればせながら日本も仲間いり。

 特にすばらしいのは芝の長さを変えたコートを2種類つくったこと!!
ブラインドサッカーのドリブルは足の感覚のみでしています。←ここけっこう誤解されるんですよね。
ドリブルしているときは耳は相手の声やガイド(ゴール裏で攻撃の情報をくれる人)の声に集中しているんです。
なのでドリブルのタッチは足の感覚のみ。
だから芝の長さが変わるとボールの転がり速度が少し変わってほんの少しミートポイントがずれるんです。
パスやシュートのときはそのほんの少しのずれが命とりになるんです。
ほとんど大会の公式練習ではじめてピッチの芝の長さを感じてアジャストしていくんですが、それだけでは難しく試合の前半は苦戦するのが今までの日本代表。
もちろんこれからも大会によって感覚をつかむことはついてまわるけど
普段から急に芝の感覚を変えるトレーニングができるのは対応能力トレーニングにはすごくいいですね


育成


 育成面でもすごく意味があると思います。
育成合宿ではフェンスのくみたてをほぼ全部選手でやります。
強化でも話しましたがせっかく全国から集まっているのに1時間とか設置や片付けでとられちゃうんです。
それが練習に使えるのは大きいですよね。
さらに育成で考えるとクラブハウスの文字がさわってわかる工夫とか、色の工夫をしていることを知って感じて感謝するだけでも大きな意味になります。
そしてそして、毎回ここを使えるようになれば視覚障害者は自力でいけるようになります。
それって自立につながると思うんです。。
育成では現地まで見えている親や関係者が同伴することが多いのが現状です。
ただ何度も同じ場所にいくと視覚障害者も覚えます。
それで自分で駅からいけるようになれば自立になり
それが自信になり
成長につながると思うんです。
そういう意味で専用コートができていつでも使える環境ができたのはとても大きな意味があります。

あらためてマルイさんありがとうございます。

 これからのブラインドサッカーの成長は今まで以上ののびしろでのびていくんじゃないかな。


 選手としてこのピッチは使えなかったけどコーチとしてこのピッチをかりてこどもたちのトレーニングとかさせてもらえたらなと思っています。

1年後になったパラリンピック。
このピッチを使える期間がふえたとポジティブにとらえてがんばってください。


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